国や時代にとらわれず、暮らしの中で心地よく使える、それでいて独特な雰囲気を持ったかわいいインテリア雑貨、DIY部材、家具やヨーロッパのアンティークを取り揃えたショップ「MALTO(マルト)」。今回は店長さんに、MALTOの世界観やこだわり、さらに、一人暮らしのお部屋におすすめのアイテムを紹介してもらいました。
雑貨好きさんにとっては非常に有名な「MALTO(マルト)」。
ほかのインテリアショップとは少し違った独特なアイテムたちがそろっていて、お店の中に入ったとたん、まるでお伽話の世界に迷い込んでしまったかのよう。物語の主人公になりきって、さっそく店内を散策してみましょう!
ほかのインテリアショップとは少し違った独特なアイテムたちがそろっていて、お店の中に入ったとたん、まるでお伽話の世界に迷い込んでしまったかのよう。物語の主人公になりきって、さっそく店内を散策してみましょう!
不思議の国に迷い込んだアリスのような気分を味わえる店内
高円寺駅から歩くこと約10分。にぎやかな商店街の並びのなかに、蔦で覆われたとても目を惹く外観のお店が。それが、今回訪れたMALTOです。
ウィンドウ越しに感じる不思議な雰囲気に誘われて中に入ると、ヨーロッパのアンティーク雑貨から日本の伝統工芸品まで。国や時代、ジャンルにもとらわれず、毎日の暮らしにスパイスを与えてくれそうなアイテムたちが所狭しと並んでいます。
店内を見渡すと、そのどれもが子どものころに見た絵本やお伽話のなかに出てきそうなアイテムばかりで、見ているだけでワクワク。まるで不思議の国に迷い込んだかのような気分になります。それもそのはず。MALTOのコンセプトは「童話の世界の不思議な雑貨店」なんです♪
店内に並ぶアイテムたちは、店長自らが、数週間ヨーロッパの蚤の市をめぐるなど、厳選して仕入れたものばかり。店長の「好き」や「こだわり」が詰まった店内は、お客さんにとってもとても楽しい空間になっています。
さらに嬉しいのは、リーズナブルなアイテムがたくさんあること。アンティークやヴィンテージと聞くと、高くて手が届かないイメージがあるかもしれませんが、MALTOのアイテムなら手が届きそう!
店長さん
私自身、学生の頃からアンティークが好きで、アルバイトで貯めたお金でコツコツと西洋アンティークの小物を買い集めていました。でも、アンティークってなかなか手を出しにくい価格帯のものが多いですよね。だから、手ごろな価格でアンティークを楽しめるようなお店を作りたいと思っていました。それで始めたのがMALTOなんです。
そこからスタートして、ミッドセンチュリーのヴィンテージアイテムや、今では日本の作家ものの器まで。国やジャンルにこだわらないアイテムがここまで多くそろっているのは非常に珍しい。そしてそれが、MALTOの特徴でもあるんですね。
MALTO厳選! 一人暮らしのお部屋にぜひ取り入れてほしいアイテム4選
唯一無二の独特な雰囲気で魅力的、かつリーズナブルなアイテムが満載で、ついついあれもこれも手を伸ばしてしまいそう……。そんな迷えるみなさんに向けて、MALTOのアイテムのなかでも、一人暮らしのお部屋におすすめのアイテムを教えてもらいました。
一輪挿しにおすすめ。100年のストーリーを感じる「アンティークインクボトル」
一人暮らしのお部屋は自分だけの秘密基地のようなもの。お気に入りのアイテムたちに囲まれて暮らしたいですよね。そこに憧れのアンティークがあったら気分も上がりそう。今回は、価格的にも大きさ的にも比較的取り入れやすいアンティークのアイテムとして、その昔、イギリスで万年筆用のインク瓶として使われていたという小さなガラスのボトルを紹介してもらいました。
現代ではあまり見かけないガラスの色合いとフォルムがレトロな雰囲気を感じます。100年以上前の技術で作られたガラスのため、ところどころ大小の気泡が入っているのですが、それが逆に味わい深くないですか?
しかも、よく見ると泥のような汚れが付着しているんです。これは、当時リサイクルをするという概念がなく、使わなくなったものを土に埋めて処分していた名残なんだとか。土の中でおよそ100年間眠った後、掘り起こされて、さらに海を渡って日本までやって来たと聞くと、感慨深い気持ちになりますね。
店長さん
小さいサイズと淡い色合いが現代のインテリアにもなじみやすく、アンティークボトルのなかでも人気が高いんですよ。ひとつひとつ形や色味、気泡の入り方が異なるので、お選びいただいた商品は世界にひとつだけのものです。そのまま飾っていただくのはもちろん、小さな花を生けて、一輪挿しとしてお使いいただいても絵になるかと思います。
幸せを呼ぶウォールデコレーションで優雅で華やかな雰囲気を♪
壁面は部屋の中でも露出が多い部分のため、少し変えるだけでお部屋の印象が大きく変わりますよね。ピクチャーフレームや壁掛け時計をディスプレイしている方も多いかもしれませんが、こちらのオーナメントをプラスしてみると、壁面がもっと華やかになるかも。
優雅に飛び回っているツバメの姿をそのままオブジェにしたかのような躍動感が感じられるウォールデコレーション。立体的なフォルムと、そこから映し出される影までもがとても美しく、ずっと眺めていたくなってしまいます。
2個並べて飾るとまるでつがいのよう。一回り小さいMサイズもあるので、親子に見立ててディスプレイしても◎
店長さん
ヨーロッパに行くと、陶器や石膏でできた古いツバメの壁飾りをよく見かけます。というのも、ヨーロッパでは”ツバメは幸せを運んでくる”といわれているんですよ。そんなエピソードを聞くとますます魅力的に感じられませんか? 壁に飾るだけでヨーロッパのお部屋のような気分を味わっていただけるはずです。
思わず息を飲むほど美しいブルーのお茶碗
日本人なら、毎日使うといっても過言ではないごはん茶碗。普遍的なデザインのものもいいけれど、たまにはちょっと斬新なデザインのものを使ってみませんか?
まるで深い海の中のような、はたまた空のような、宇宙のような……さまざまな青を思い浮かばせる美しい色合いが特徴のこちら。茨城県・笠間市に窯を持つ陶芸家、飯沼耕市さんの作る、オリジナル釉薬(うわぐすり)を使った色彩碧釉(しきさいへきゆう)のお茶碗です。
内部の底を見ると、ガラス釉が宝石のようにきらきらと輝いていて、息を飲むほどの美しさ。丸みを帯びたかわいい形状も秀逸で、食器棚に置いてあるだけでも絵になりそう。まさに、童話の世界に出てきそうなお茶碗を愛でながら、おいしいごはんを味わってみてください。
ヴィンテージライクのカトラリーで、普段の食卓をエレガントに。
お茶碗と同じく、毎日の食卓に欠かせないカトラリー。既に持っている方がほとんどだと思いますが、普段使い用に、将来家族が増えたとき用に、多めに持っておいてもいいですよね。金属加工で有名な新潟・燕三条の確かな技術に、ちょっとした遊びゴコロが加わって生み出されたヴィンテージカトラリーも追加してみては?
表面はヴィンテージライク&マットな質感に仕上げられていて、新品なのに使い込まれたような味わい深さが感じられます。
店長さん
派手さを抑えた大人のゴールドがかっこいいですよね。ハンドル部分のシンプルで滑らかなカーブが特徴的で、イギリスで昔から使われてきたカトラリーを思わせます。普段使いだけでなく、おもてなしの食卓にもおすすめです。
シンプルで、どんな食器にも合わせやすく、飽きがこないデザインも魅力的。今後暮らしが変わっても、ずっと大切にしていきたいと思える一品です。
まとめ
店長さんの好きなものが目いっぱい詰め込まれたMALTO。アイテムの国も時代もジャンルもバラバラなのに、なぜかまとまりがあって居心地がいい不思議な空間でした。
そんなMALTOの店長さんいわく、自分のお部屋づくりをするときも、「ジャンル問わず好きなものを集めれば、ミックススタイルでもなんとなく雰囲気がまとまり、おしゃれな空間になるのでは?」とのこと。そして、好きなものを見つけるには、実際にいろいろなショップを巡って、商品を手に取って、「これだ!」と思えるものを知ることが何よりも大事だと教えてくれました。ぜひ店舗に足を運んで、気に入ったアイテムを実際に見て触れて、自分の「好き!」を確かめてみてくださいね。
※価格はすべて税込み
※商品は数に限りあり、完売する場合もあります
※この記事は12月時点の内容です
※営業日や営業時間は変更となる場合があるため、お出かけ前に公式サイトにてご確認ください
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