vol.4 気持ちが優しくなる「かご」との暮らし【 #メンズライクなヒトクセインテリア 】

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流行に流されず、自分のすきなもので囲まれた暮らしを送りたい!そんな方のヒントになるよう、。株式会社フェリシモでインテリア商品のプランナーをしている矢野雄大が「男性が選ぶ、女性におすすめの”ヒトクセインテリア”」を紹介します。隔月更新予定です。

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株式会社フェリシモでインテリア商品のプランナーをしています、矢野雄大です。
期待に胸をふくらませて、ドキドキしながらはじめた一人暮らし。せっかくなら、すきなものに囲まれて、どこまでも自分カラーであふれた”マイワールド全開の部屋”で暮らしたいですよね。

この連載では、僕がおすすめのユニセックスなインテリアを通して、流行に流されない自分らしい一人暮らしの過ごし方と、もっと暮らしが楽しくなるヒントをお届けします。

矢野雄大

矢野雄大

株式会社フェリシモにて15年以上にわたり、ファッション・インテリアの商品企画、MD、ブランドディレクションを担当。
2015年にメンズライクな生活雑貨ブランド「USEDo(ユーズド)」を立ち上げ、 素材や加工にこだわった商品を年間100アイテム以上生み出しています。趣味は、古道具集めと小旅行。

【Vol.4】インテリアに、ほどよくナチュラルさを取り入れてみよう

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一人暮らしを始めたころ、インテリアや電化製品など新しいものを揃えるお金がなく、姉が学生時代に使っていたお古や、実家から持ってきたものでなんとか揃えた記憶があります。それから時間が経つにつれて、だんだん自分の好きなものや新しいインテリアをゆっくり揃えていきましたが、一人暮らしを始めたころから変わらずに自分の部屋にあるものがひとつあります。
それは「かご」で作られたアイテム。そっと置いているだけで優しい気持ちになる「かご」。僕の暮らしには欠かせないものです。今回はそんな「かご」を取り入れた暮らしを紹介します。

かごを取り入れた暮らし「リビング編」

「かご」とひとくちに言ってもいろいろな種類があります。僕が好きな素材は「アラログ」です。アラログは「ラタン(籐)」の一種で、フィリピンに生息しています。太さがまばらでところどころ濃淡のある色味が、ナチュラルななかに、少し武骨な印象を醸し出しています。

アラログのペンダントライト

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アラログを使ったインテリアのなかでも特に気に入っているのは、リビングにあるTRUCK FURNITUREのペンダントライト。ライトはその部屋の印象を決めるインテリアのひとつです。
僕はそこにアラログの大きなペンダントライトを使っています。電気を付けると編みのなかから漏れる光が美しく、見る角度によって光の変化を楽しめます。

アラログのスタンドライト

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ソファの横のサイドテーブルには、アラログのシェードを使ったMOMO naturalのスタンドライトを置いています。ソファに座って本を読むときや、スマホで調べ物をするときに重宝しています。シェードだけでなく本体も木製なので、部屋を優しい印象にしてくれます。

アラログのミニペンダントライト

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リビングの一角には、アラログの小さなランプシェードとエジソン電球を組み合わせてたライトを2個吊っています。こちらもMOMO naturalのアイテム。カフェのようなインテリアにしたいと思ってペンダントライトを探しているときに出会いました。

かごを取り入れた暮らし「収納編」

小物置き場に、小さな卓上バスケット

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かごの収納でよく使っているのが、このアラログのミニバスケットです。ミニサイズで使い勝手がよく、手編みのナチュラルな雰囲気がとても気に入っています。僕は机の上に置いて、そのなかにルームフレグランスとアロマオイルを入れています。
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玄関に置いてカギや定期を入れておくのにも使えます。かごを暮らしに取り入れたいときは、まずはこのような小さいものから取り入れていくのがおすすめですよ。

服の収納に、大きなバスケット

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これは実家から持ってきたバスケット。大ぶりなサイズなので、畳んだボトムスの収納に使っています。洋服を入れたら目隠し用にバンダナなどをかけて置いておくだけでもインテリアの雰囲気がよくなります。
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このチェストは、僕の自宅にあるインテリアのなかでも一番古く、小学生の頃から使っている収納棚です。中にはタオルや靴下、Tシャツなど、毎日使うものが入っています。透明プラスチックの引き出しを使っていたこともありましたが、昔から使っていたこのチェストの手になじむ感覚が好きで、今でもずっと使い続けています。

天然素材じゃないけれど、使い勝手のよいかご製品

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一見、天然素材に見えて、実は天然素材ではないかごもあるのでご紹介します。
このティッシュケースはポリプロピレン製のもの。ポリプロピレンは天然素材のような見た目ですが、熱や水に強く、そのままさっと水洗いもできて便利。ポリプロピレン製のかごは、いろんな形のものが販売されています。インテリアの雰囲気を保ちつつ、使い勝手も兼ねているのがおすすめのポイントです。
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洗濯ものを入れる収納としても使っています。プラスチックの収納ではなくナチュラルな見た目のかごを使ってみると、生活感が出すぎることを防いでくれるんです。

かごによく合うドライフラワー

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インテリアとしてかごをもっと楽しめるアイテム、それは「ドライフラワー」です。ドライフラワーは、かごと合わせることでナチュラルさのなかに華やかな雰囲気が加わり、さっと置くだけで、部屋をさらにおしゃれに演出してくれます。
実際に僕がどのようにかごと組み合わせているかをご紹介します。

合わせると効果抜群のあじさい

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派手過ぎず、でも部屋に華やかさを添えてくれるドライあじさい。少しだけ大きめのかごに、何束かさっと挿しているだけでも存在感がでます。茶色いかごには、同系色の黄色のあじさいがよくなじみます。季節によって、中にいれるドライフラワーを変化させていくのも楽しみのひとつです。

【まとめ】優しい気持ちになれる、かごとの暮らし

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僕にとって、かごは暮らしの原点を思い出すことができる素材です。天然素材特有の優しい雰囲気と手作りでしか出せない編みの形は、少し嫌なことがあっても、仕事や人間関係に少し疲れても、その懐かしい佇まいが気持ちを落ち着かせてくれる感覚があります。
いろいろなぬくもりを感じられる素材「かご」。一度取り入れると、きっとみなさんの暮らしも優しく変わっていくのを感じられると思いますよ。

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