代官山にある陶磁器と生活雑貨のお店「アレゴリーホームツールズ代官山本店」で、「焼き物」の種類やその魅力について初心者にもわかりやすく教えてもらいました。お料理がおいしく見える焼き物もご紹介します。
そもそも焼き物って、どんなもの?
ぬくもりのある土の焼き物
成形し乾燥させ、そのあと釉薬と呼ばれる薬を塗って焼くことで、強度が増しながら色づけもされます。その焼き色が器によってそれぞれ異なるのも土物のよさの一つです。
保温効果もあり冷めにくいのもうれしいポイント。お鍋をするなら、土鍋と土物のとんすい(取り鉢)がぴったりです。ミルフィーユ鍋や海鮮鍋をつくってみてもいいかも。
ちなみに、土物の焼き物を初めて使うときは、「目止め」をすればきれいに長く愛用できますよ。目止めはお米のとぎ汁やおかゆで陶器を煮沸するだけ。でんぷん質の作用で、汚れが染み込みにくくなるんです。
薄くて強い石の焼き物
吸収性がないので、ナポリタンなどの濃い色がお皿に染みつく心配もありません。電子レンジにも対応していて、家事の負担を軽くしてくれます。レンチンで、蒸し鶏のバンバンジーなど蒸し料理が簡単につくれますね。
ちなみに、陶器と磁器には簡単な見分け方があるそう。
器のカラーでお料理を引き立てる「美濃焼」
志野焼は白い釉薬をたっぷりかけた乳白色の器が代表的で、肉じゃがやグリーンサラダ、赤身のお刺身といった色味のあるおかずが映えます。
一方、鮮やかで深みのあるグリーンが美しい織部焼は、クリームシチューやクリーム系のパスタのホワイトが引き立ちます。
ちなみに、志野焼、織部焼を含めた15種類も美濃焼は伝統工芸品に指定されているんです。
寒い季節に活躍する「萬古焼」
耐熱陶器は調理したあとそのままテーブルに出せるので、おしゃれな調理器具がお皿としても使えて食卓が華やぐのがポイントです。すてきな器を使うだけで、お料理もワンランクアップして見えそうですね。盛りつけ皿がいらないので洗い物が少なくなるし、一人暮らしの限られたキッチンスペースにはうれしいアイテムです。
加藤さんのおすすめの萬古焼をさっそくチェックしましょう。
お鍋で具材たっぷりラーメン
直火でお鍋のラーメンをゆでて、半熟卵にチャーシュー、メンマ、ネギとのりをトッピングすれば、いつものお手軽ラーメンがより一層おいしく感じられそう…。
うどんやおそばをつくってもいいし、風邪をひいたとき食べたいおじややおかゆにもぴったりです。
フライパンでカフェ風の朝食
フライパンでサーブされる目玉焼きにトーストやソーセージをあわせて、おしゃれな朝食の完成!
夕食には直火調理でハンバーグやオーブンでグラタンも良さそう。
まとめ
ぜひ、アレゴリーホームツールズですてきな焼き物を見つけてみましょう!
取材協力店
アレゴリーホームツールズ代官山本店
東京都渋谷区恵比寿西1-32-29-102
03-3496-1516
12:00〜19:00営業、無休(年末年始のみ不定休)
東急東横線「代官山」徒歩2分
JR/東京メトロ日比谷線「恵比寿」徒歩6分
東急東横線「中目黒」徒歩8分