ペンダントライトが一人暮らしの部屋をオシャレに居心地よく! 選び方と取り入れ方をチェックしよう

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一人暮らしビギナーや、お部屋の雰囲気を変えたいと思っている人に、簡単にお部屋をグレードアップしてくれるおすすめのペンダントライトをご紹介。一人暮らしのお部屋への取り入れ方をインテリアコーディネーターに聞きました!

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照明器具の中でもお部屋の印象をグッと変えてくれるのがペンダントライトです。引越してから備え付けのシーリングライトのままという方や、これから一人暮らしをはじめるという方も、ペンダントライトでワンランク上のお部屋に変えてみませんか?
久保貴美

久保貴美

個人邸やモデルルームのコーディネート、インテリアセミナー講師、コラム執筆から店舗のリノベーション、店舗の装飾&ディスプレイなど空間づくりに関わるあらゆる分野で活躍中。
https://inspi55.com/
via 二級建築士・インテリアコーディネーター

お部屋改造に大活躍! ペンダントライトとは?

天井に直接くっ付いているタイプの「シーリングライト」に対して「ペンダントライト」は天井からコードなどで吊り下げるタイプの照明のこと。部屋を均一に照らすシーリングライトより照明の位置が低いので、光の広がる範囲は狭くなりますが、強い光でコントラストのはっきりした魅力的な雰囲気の部屋をつくることができます。また、素敵なペンダントライトを選べば、吊るすだけでお部屋の印象を変えるアクセントにもなります。
久保さん

久保さん

空間の中で、光の効果は想像以上に大きいものです。ペンダントライトで光の位置を下げることで‟灯りだまり”ができ、温かくて心地よい雰囲気を生み出してくれます。ペンダントはお部屋のイメージを一気に変えてくれる、費用対効果の大きいアイテムです。

ペンダントライトを選ぶ際のポイント&取り入れ方イメージ

一人暮らしのお部屋にあったペンダントライトの選び方

では、実際にペンダントライトを選ぶ際は、どうしたらいいのでしょう。ペンダントライトはその形状や大きさ、吊り下げる高さによって明るさが変わってくるので、部屋の広さや補助照明の設置など、お部屋やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
久保さん

久保さん

ペンダントライトは、お部屋の大きさ(帖数)にあった明るさのものを選ぶことが基本。電球の色は、「電球色」が温かな雰囲気が出るのでおすすめです。
  • お部屋の照明に必要な明るさの目安(1帖あたり)

白熱灯の場合 30~40ワット程度
蛍光灯の場合 10~15ワット程度
LED 400~600ルーメン程度
久保さん

久保さん

メインの照明(ペンダント)をあえて暗めにして、スタンド照明で明るさをプラスすると、ムードのある空間になりますよ。あとは、つくりたいお部屋のイメージにあったデザインのものを選びましょう。

ペンダントライト使い上級者の実例でみる「部屋×ペンダントライト」

ペンダントライトをお部屋のテイストにあわせて変えるだけで、部屋の雰囲気がグッと引締まり、全体の完成度がアップします。また、はじめての一人暮らしで、これから部屋のインテリアを考えるなら、ぜひ照明も含めてイメージしましょう。

セードがないペンダントライトなら陰影を楽しめる

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木のぬくもりを取り入れた部屋づりをしているmumu_room_さんのお部屋は、ナチュラル素材にイエローの差し色で温かみのある空間づくりをしています。なかでも注目はさまざまなタイプのペンダントライト。
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こちらのペンダントライトは「APROZ」の花びらをイメージした照明です。設計・デザインから生産まですべて日本でされているので、特徴的なフォルムですが取入れやすいのがポイント。セード(傘状のカバー)がなく、電球もクリアなため、陰影が美しいですね。
やわらかなお部屋づくりをしているmumu_room_さんのお部屋にぴったりです。
久保さん

久保さん

一人暮らしのお部屋では、メインの照明になることが多いと思います。ペンダントライトはワット数だけではなく、セードの素材によっても明るさは変わります。セードがないタイプならお部屋は明るく感じ、光を透過しにくい素材のセードは上方向の光を通さないので暗めに感じます。

アンティーク調のペンダントライトで個性を引き出す

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ブルーの壁にドライフラワー、ナチュラル素材の家具でガーリーにまとめられたknn.roomさんのお部屋はカフェのような、いごこちのよい空間です。4つの球体ガラスがやさしい光を放つペンダントライトがお部屋の中心に。
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こちらのアンティーク風なペンダントライトは「unico」の「MOON CROSS LAMP」。ガラスの内側に吹付塗装されたアンバー(琥珀)カラーのやわらかいオレンジの光が、お部屋の個性を引き立たせるアクセントになっています。knn.roomさんのお部屋に温かみをプラスしてくれていますね。プルスイッチ(引きヒモ)で4段階の明るさ調整ができるのもうれしいポイントです。

名作ペンダントライトなら機能もデザインも◎

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___sheepmさんのお部屋は「Green mid-century」をテーマに、観葉植物を取り入れながらデンマーク「ルイスポールセン」の名作「PH5」をリビングの中央に。北欧風のスタイリッシュさの中に、くつろぎの空間をつくり出しています。
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___sheepmさんのお部屋を演出するPHシリーズの代表作「PH5」は、1958年の発売以来今なお世界中で愛され続けている照明です。飽きのこないシンプルなデザインは、どんな部屋にもマッチしてくれます。
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デンマークの照明ブランド「ルイスポールセン」のペンダント「PH5」のデザインは、北欧イメージを演出する王道デザイン。モノトーンカラーがスタイリッシュに見えておすすめです。

自然素材のペンダントライトはやわらかな印象に

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888akkさんはモロッコやアフリカ、北欧などさまざまなテイストをミックスしながらも統一感溢れるお部屋に。ベニワレンラグにセネガルバスケットをあわせ、ホーボースタイルにまとめています。
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照明にはイケアの「スィネリグ」をチョイス。ボリュームがある照明ですが、細かい網目と竹素材がやわらかい印象にしてくれています。セードは手作りのため、ひとつひとつ風合いが違うのも魅力だそう。
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和テイストを出したいときは、和紙素材や木製、または竹素材のセードのペンダントなど、セードの素材がポイント。また、アバカ材やラタン素材のペンダントは、アジアンテイストを演出してくれます。

ペンダントライトの取り付け方

家庭用向け照明器具のほとんどが「引掛けシーリング」と呼ばれる方法で取り付けられるようになっています。マンションや戸建てを問わず、国内の住宅の天井には引掛けシーリング式のソケットが採用されています。
引掛けシーリングのソケットには何種類かの形状がありますが、どれも照明器具の先端(コンセントのようになっている)を指し込み、クルッと回すだけで簡単に取り付けられるようになっています。回したときにカチッと音がすれば取り付けは完璧です。
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引掛けシーリングは部屋の中央についていることが多いですが、家具配置や動線の関係等で照明の位置をずらしたい場合はダクトレールを設置して位置をずらすことができます(要アダプター)。ダクトレールを付けるとペンダントのほかにも、たとえばスポットライトなどを追加して明るさをプラスしたり、壁面のアートを照らしたりすることもできますよ。

まとめ

取り替えるだけで手軽にお部屋の雰囲気やイメージを変えることができるペンダントライト。ワンルームでは付けることができる大きさや数に制限はあるものの、さまざまなデザインのものがリーズナブルにそろっています。お気に入りの照明に変えて、一人暮らしをもっともっと楽しんじゃいましょう!
文・京澤洋子(アート・サプライ)

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