まっさらなお部屋に入居した直後、何をどこに置いたらよいのか途方に暮れてしまったり、そのままなんとなく生活がスタートしてしまったりした方も多いのではないでしょうか?今回はインテリアコーディネーターがお部屋の形に合わせたゾーニングの仕方を解説します!模様替えすることで今よりちょっと快適なお部屋にできるかもしれません。
はじめに…『ゾーニング』とは?
ゾーニングとは、用途やテーマ別に空間を分け、どのように家具を配置するか考えることを意味します。
今回は、ワンルームのお部屋でのベッドスペースと、それ以外の空間の配置の仕方をご紹介します。
今回は、ワンルームのお部屋でのベッドスペースと、それ以外の空間の配置の仕方をご紹介します。
1.長方形のお部屋
長方形のお部屋の特徴
長方形のお部屋のメリットは、お部屋の長手方向で分割するとゾーニングがしやすいことです。
反対にデメリットは短手方向に壁の圧迫感を感じやすいことですが、長手方向で分割することで軽減できることもあります。
反対にデメリットは短手方向に壁の圧迫感を感じやすいことですが、長手方向で分割することで軽減できることもあります。
窓際にベッド / お部屋の仕切りを活かしたリビングスペース
窓際をベッドスペース、玄関側をリビングスペースにしたお部屋です。この配置はキッチン・リビング間の動線を自然に確保できます。
またレースカーテンや光を通すカーテンを使うと朝日で自然に目覚めることができるので、朝早起きが苦手な人におすすめのゾーニングパターンです。
またレースカーテンや光を通すカーテンを使うと朝日で自然に目覚めることができるので、朝早起きが苦手な人におすすめのゾーニングパターンです。
窓際にベッド / ソファで仕切ったリビングスペース
ゾーニングパターンは同じですが、こちらのお部屋ではデスクを置くためにベッドを縦にしています。
ソファをベッドの足元側に着けることで、圧迫感のあるデスク・ベッドスペースから目線を逸らしています。
お部屋のどこに座っても、お部屋のデメリットに目線が向かない配置です。
ソファをベッドの足元側に着けることで、圧迫感のあるデスク・ベッドスペースから目線を逸らしています。
お部屋のどこに座っても、お部屋のデメリットに目線が向かない配置です。
中央にベッド / 窓際におもてなしスペース
ベッドを主役にした大胆な配置です。
窓際のおもてなしスペース、玄関側のデスクスペースは、それぞれベッドの周りにゾーニングしています。
壁面収納や引き戸などの”開口部が多いお部屋”におすすめのパターンです。
窓際のおもてなしスペース、玄関側のデスクスペースは、それぞれベッドの周りにゾーニングしています。
壁面収納や引き戸などの”開口部が多いお部屋”におすすめのパターンです。
2.正方形のお部屋
正方形のお部屋の特徴
正方形のお部屋のメリットは、配置の自由度が高いことでしょう。
反対にデメリットとして、しっかり配置を考えないとまとまりのない空間になりやすいので、採寸や事前の計画が重要と言えます。
反対にデメリットとして、しっかり配置を考えないとまとまりのない空間になりやすいので、採寸や事前の計画が重要と言えます。
つっぱりラックでベッドゾーンを作る
お部屋の半分をリビング・ダイニングゾーンに分け、四分の一をベッドスペース、残りの四分の一をホビースペースにゾーニングしています。
ベッドスペースとリビング・ダイニングゾーンとの間につっぱりラックを立てることで、メリハリのある空間になっています。
ベッドスペースとリビング・ダイニングゾーンとの間につっぱりラックを立てることで、メリハリのある空間になっています。
お部屋の中心にダブルベッドを配置してホテル風に
お部屋の中心にダブルベッドを配置して、ホテルのような空間にしたお部屋です。
お部屋をまるごとベッドスペースと割り切ってベッド周縁に家具を配置し、あえて空間を分断しないことで統一感を持たせています。
真似しやすく、洗練された印象を与えてくれるゾーニングパターンです。
お部屋をまるごとベッドスペースと割り切ってベッド周縁に家具を配置し、あえて空間を分断しないことで統一感を持たせています。
真似しやすく、洗練された印象を与えてくれるゾーニングパターンです。
ベッドを壁に寄せて自由度の高いお部屋に
ベッドを壁際に配置して、リビングスペースをメインとしてゾーニングしたお部屋です。最も省スペースで真似しやすいパターンかもしれません。
3.ちょっと変わった形のお部屋
変わった形のお部屋の特徴
変わった形のお部屋のメリットは、他にはない、おしゃれで面白みのある空間を作れることにあります。
しかし家具配置を考えるのが難しいというデメリットもあるので、これからご紹介するパターンをぜひ参考にしてみてくださいね。
しかし家具配置を考えるのが難しいというデメリットもあるので、これからご紹介するパターンをぜひ参考にしてみてくださいね。
ロフト付きのお部屋で天井の高さを活かしたリビングを
ロフト付きのお部屋では、一階部分をリビング、ロフト部分をベッドスペースとしてゾーニングされることがほとんどです。
しかしせっかくの高い天井を生かした空間にするため、縦にも空間を考えてみましょう!
例えばこちらのお部屋では、限られた床面を埋めないようにしつつ収納スペースを確保するため、背の高いシェルフを使っています。
チェアやデスクスペースが近接していますが、上部に空間が広がっているのであまり圧迫感を感じません。
このように縦に長い空間は、高さも考慮してゾーニングを考えることで、より自由度の高い空間作りができるようになります。
このように縦に長い空間は、高さも考慮してゾーニングを考えることで、より自由度の高い空間作りができるようになります。
どうしてもスペースがとれない方は空間を上下にゾーニング
お部屋の広さにお悩みの方は、自分で上下に空間を作り出してしまうのも手です。
こちらのお部屋ではロフトベッドの下にリビングスペースを設けています。
スペースを有効活用できるだけでなく、おこもり感があってちょっとだけわくわくできる空間になります。
こちらのお部屋ではロフトベッドの下にリビングスペースを設けています。
スペースを有効活用できるだけでなく、おこもり感があってちょっとだけわくわくできる空間になります。
変わった形のお部屋は壁の角度に合わせて自然とゾーニング
長方形や正方形には収まらないような変わった形のお部屋は、お部屋の形をそのまま利用してゾーニングするのがおすすめです。
壁と平行・直行になるように家具を配置していくことでスペースが決まっていきます。
壁と平行・直行になるように家具を配置していくことでスペースが決まっていきます。
例えばこちらのお部屋では、右側からベッドスペース、リビング・ダイニングとゾーニングされていますが、全て片側の壁に対して平行に配置されています。
家具で特別に仕切らなくても、結果的に壁の凹凸によってゆるやかに空間が分かれています。
まとめ
どんなお部屋にもメリット・デメリットがありますが、インテリア次第でそれらを転換させることもできます。
制約によって新しい発想が生まれる、インテリアを考えることって実はとてもクリエイティブなことなのです。
今住んでいる空間を、楽しみながら、少しでも好きな空間にグレードアップしてみてください。
制約によって新しい発想が生まれる、インテリアを考えることって実はとてもクリエイティブなことなのです。
今住んでいる空間を、楽しみながら、少しでも好きな空間にグレードアップしてみてください。
Ikumi Shiba
映画と旅をこよなく愛するKARENのインテリアコーディネーター。Instagram(@karen_interior_official)ではKARENの事例やみなさんのお部屋の素敵ポイントをコーディネーター目線で紹介しています。
KARENとは
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https://www.karen-karen.com/
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※短手方向:長方形の距離が短い方向