流行に流されず、自分のすきなもので囲まれた暮らしを送りたい!そんな方のヒントになるよう、。株式会社フェリシモでインテリア商品のプランナーをしている矢野雄大が「男性が選ぶ、女性におすすめの”ヒトクセインテリア”」を紹介します。
株式会社フェリシモでインテリア商品のプランナーをしています、矢野雄大です。
期待に胸をふくらませて、ドキドキしながらはじめた一人暮らし。せっかくなら、すきなものに囲まれて、どこまでも自分カラーであふれた”マイワールド全開の部屋”で暮らしたいですよね。
期待に胸をふくらませて、ドキドキしながらはじめた一人暮らし。せっかくなら、すきなものに囲まれて、どこまでも自分カラーであふれた”マイワールド全開の部屋”で暮らしたいですよね。
この連載では、僕がおすすめのユニセックスなインテリアを通して、流行に流されない自分らしい一人暮らしの過ごし方と、もっと暮らしが楽しくなるヒントをお届けします。
【Vol.3】一人暮らしだからこそ、食器にこだわろう
毎日使うものの代表「食器」。一人暮らしを始めたころは、使えればなんでもいいかなという気持ちで、実家から持ってきた真っ白な食器を使っていました。
ある日、ふと入った雑貨屋さんで並んでいた青い食器。見た瞬間、その美しい青色に心を奪われました。当時、食器にこだわるということは、暮らし上級者の贅沢な楽しみだと思っていた僕は、値段を見てびっくり。こんなかっこいい食器が、手を出しやすい価格で手に入るんだなと思い、その食器を迷わず買ったことを今でも覚えています。
それから、僕にとって食器集めは趣味のひとつになり、今では仕事でオリジナル食器を作るまでになりました。
食器にこだわり始めると、暮らしに変化が出てくるようになりました。料理を頑張って作ってみたり、きれいに盛り付けてみたり。丁寧に洗ったり。
ある日、ふと入った雑貨屋さんで並んでいた青い食器。見た瞬間、その美しい青色に心を奪われました。当時、食器にこだわるということは、暮らし上級者の贅沢な楽しみだと思っていた僕は、値段を見てびっくり。こんなかっこいい食器が、手を出しやすい価格で手に入るんだなと思い、その食器を迷わず買ったことを今でも覚えています。
それから、僕にとって食器集めは趣味のひとつになり、今では仕事でオリジナル食器を作るまでになりました。
食器にこだわり始めると、暮らしに変化が出てくるようになりました。料理を頑張って作ってみたり、きれいに盛り付けてみたり。丁寧に洗ったり。
よい食器は、よい暮らしをつくります。
だから僕は、一人暮らしを楽しむみなさんに素敵な食器を使うことをおすすめします。自分の基準でいいので、ちょっと気分がアガるちょっといい食器をひとつ持ってみてください。食卓も自分の心も、少しずつ豊かになっていくのがきっとわかるはずです。
僕がハマった「青色食器」
僕が好んで集めているのは、青色の食器です。一人暮らしを始めて、最初に自分で買った食器が青色だったことを皮切りに、常に青色の食器が目に入ってくるようになりました。少しくすんだ青や深い藍色、アンティークのような風合いのターコイズ色、透明感のある水色など、ひとつひとつ異なる青色食器の色にハマってしまい、気になるものがあれば迷わず買うようにしています。
さまざまな顔を持つ、青色食器
食器は、産地によって作り方や質感、風合いが異なります。その土地それぞれの土を使っているので仕上がりの風合いが違い、まったく同じものが無いと言っても過言ではありません。
また、同じ地方で作られている食器でも、窯元(陶磁器を製造する所)によって作り方が異なり、それぞれの窯元でしか出せない独特な色や表情を持つのも、食器の魅力です。
食器の色をつくる、釉薬(うわぐすり)
食器の色は、釉薬をかけて作られています。もとは何の鮮やかさもない釉薬ですが、高温の窯で焼くことで鮮やかな色に発色します。僕の持つ青色の食器も、いろんな釉薬を使って作られています。
ガラスを溶かしてかけたようなひび割れた釉薬
マットな質感の釉薬
全体的に色ムラのある釉薬
それぞれの窯元が異なる製法を使い、同じ青色でもそれぞれ違う表情。いつでも新しい青色との出会いがある。それが、僕が青色食器にハマっている理由です。
素敵な食器との出会い方
まずは、一番活躍する大皿から
「食器を選ぶのに何から始めればいいの?」そんな方が多いと思います。おすすめはまず、たっぷり料理を盛れる大皿を一枚見つけること。大皿は一人暮らしでとても活躍します。
パスタやオムライスなどは大皿の中心に盛ることで、お皿の余白も楽しめて見た目にもおしゃれです。また、いろんな食材を盛り付けてワンプレートとしても使えます。洗い物が減るのもうれしいポイントですね。
パスタやオムライスなどは大皿の中心に盛ることで、お皿の余白も楽しめて見た目にもおしゃれです。また、いろんな食材を盛り付けてワンプレートとしても使えます。洗い物が減るのもうれしいポイントですね。
自分の好きな食器を知ろう
お皿を選ぶのに大切なことは、自分がどんな食器が好きか知ることです。
洋服を選ぶとき、自分の好きなテイストのなかから探しますよね。それは自分の好きを知っているからできることです。
食器も洋服を選ぶときのように、まずはきれいな色だな、この形かわいいな、というカジュアルな感覚で食器を手に取るところから始めてみてください。
すると、自分の気になる色や雰囲気がだんだん分かってくるようになりますよ。
洋服を選ぶとき、自分の好きなテイストのなかから探しますよね。それは自分の好きを知っているからできることです。
食器も洋服を選ぶときのように、まずはきれいな色だな、この形かわいいな、というカジュアルな感覚で食器を手に取るところから始めてみてください。
すると、自分の気になる色や雰囲気がだんだん分かってくるようになりますよ。
食器は、色んな大きさや形で楽しもう
同じ食器で一気にそろえると統一感があってきれいですが、食器を集める楽しみは、大きさや形を統一せずに一枚ずついろんなバリエーションを集めていくところにもあります。
たとえば同じサイズの取り皿でも、違う色や形のものにしてみたり、少し深さの異なるものを買ってみたり。いろんな形の食器を使うことで見た目の変化が出て、毎日違った気分で食事を楽しむことができます。
専門店に買いに行こう
食器は、専門店で買うことをおすすめします。いろんな食器を扱ってきたお店だからこそ、セレクトされているものも素敵なものが多いです。また、店員さんと相談しながら最初の一枚を選ぶのも楽しいかもしれませんよ。
僕のおすすめショップは、東京・恵比寿の「The Harvest Kitchen General Store」
他にはないメンズライクな雰囲気のオリジナル食器や業務用キッチンツールなど、プロユース、ホームユース、どちらでも使える「食まわり」のアイテムがそろうセレクトショップです。
他にはないメンズライクな雰囲気のオリジナル食器や業務用キッチンツールなど、プロユース、ホームユース、どちらでも使える「食まわり」のアイテムがそろうセレクトショップです。
そして、食器をもっと深く好きになったら、ぜひ産地まで足を運んでください。
街をのんびり歩きながら、小さなうつわ屋さんにふらっと入ったりするだけでもとても楽しめます。作家のうつわなど、ふだんなかなか手に入らない食器との出会いも待っています。
街をのんびり歩きながら、小さなうつわ屋さんにふらっと入ったりするだけでもとても楽しめます。作家のうつわなど、ふだんなかなか手に入らない食器との出会いも待っています。
素敵な食器のつかいかた。
食器がよいと、どんな料理もおいしく見える
見てください、この写真。僕が腕によりをかけて作ったパスタ……と見せかけて、一人暮らしの味方、レンジでチンするだけのパスタです。
簡単なたまごスープもこのとおり。
たとえレンジでチンでやインスタントのスープも、お気に入りの食器にバランスよく盛ると、それは手抜きメシじゃなくて、心がこもった素敵メシに大変身します。コンビニ弁当をそのまま盛り付けてみるのもおすすめですよ。そしてなぜか、いつもよりおいしく感じるのも不思議です。
たとえレンジでチンでやインスタントのスープも、お気に入りの食器にバランスよく盛ると、それは手抜きメシじゃなくて、心がこもった素敵メシに大変身します。コンビニ弁当をそのまま盛り付けてみるのもおすすめですよ。そしてなぜか、いつもよりおいしく感じるのも不思議です。
大切なひとのための、特別な食器をこっそり持っておこう
大切なひとが自宅に来たときに出すための特別な食器を、こっそり持っておくのも食器の楽しみ方のひとつです。
僕はミナペルホネンの食器を大皿・小皿のセットでそろえています。このお皿は、自宅でホームパーティーをする際に使っています。白いお皿に、やわらかいタッチで描かれた青い花のデザインが美しく、何の食材を盛り付けても上質に見えるのが、このお皿を大切な時に使いたい理由です。
僕はミナペルホネンの食器を大皿・小皿のセットでそろえています。このお皿は、自宅でホームパーティーをする際に使っています。白いお皿に、やわらかいタッチで描かれた青い花のデザインが美しく、何の食材を盛り付けても上質に見えるのが、このお皿を大切な時に使いたい理由です。
食器はインテリアとしても楽しめる
食事用に使わなくなった食器を、インテリアとして楽しむのもおすすめの使い方。よく使うアクセサリーや時計を置いたり、ポプリなどの香りものを入れて玄関に置いたり。部屋を飾るディスプレイとして使うのも、食器の新たな魅力を引き出せますよ。
まとめ:素敵な食器は、丁寧な暮らしをつくる。
数年前、初めて買った青い食器。その帰り道、暮らしのステージがひとつあがったような気分になったことを覚えています。そしてその食器を使い始めると、あらためて暮らしが丁寧になっていくことを実感しました。
素敵な食器は、食事のときに見た目を気にして盛り付けるという、美的感覚を養ってくれます。また、食器は割れ物です。雑に扱うことはできません。自分が選んだよい食器を丁寧に使うことで、ものを大切に扱うという感覚が自然と身に付きます。それを繰り返すことで、ものへ愛着がわき、自然と暮らしを丁寧に送るようになっていきます。
食器との出会いは一期一会。まずはあまり深く考えず、これ好きかも、という運命の食器探しをはじめてみてください。
あなたの一人暮らしが劇的に変わるのは、たった一枚のお皿との出会いなのかもしれませんよ。
素敵な食器は、食事のときに見た目を気にして盛り付けるという、美的感覚を養ってくれます。また、食器は割れ物です。雑に扱うことはできません。自分が選んだよい食器を丁寧に使うことで、ものを大切に扱うという感覚が自然と身に付きます。それを繰り返すことで、ものへ愛着がわき、自然と暮らしを丁寧に送るようになっていきます。
食器との出会いは一期一会。まずはあまり深く考えず、これ好きかも、という運命の食器探しをはじめてみてください。
あなたの一人暮らしが劇的に変わるのは、たった一枚のお皿との出会いなのかもしれませんよ。
2015年にメンズライクな生活雑貨ブランド「USEDo(ユーズド)」を立ち上げ、 素材や加工にこだわった商品を年間100アイテム以上生み出しています。趣味は、古道具集めと小旅行。