サンタの国「フィンランド」は北欧の国の一つ。日本でも人気の北欧インテリアの特徴と、有名なフィンランドのインテリアブランド3つ「artek」「marimekko」「iittala」を紹介します。
12月、もうすぐクリスマスですね。サンタクロースはフィンランドから出発すると言われています。そんなフィンランドは北欧の国の一つで、北欧のインテリアは日本でも人気が高いテイストです。今回はフィンランドの暮らしや、一人暮らしでも取り入れやすいインテリアブランド3つを紹介します。
1.フィンランドの暮らし
木造の住宅が多いフィンランド
via pixabay.com
ヨーロッパの国・フィンランドの住宅と聞くと、どんなお家をイメージするでしょうか。石造りや壮大なゴシック建築など、重厚な建物が思い浮かぶ方が多いかもしれません。
たしかに教会や駅、美術館には、皆さんがイメージされたような立派な建築が多いと言えます。
たしかに教会や駅、美術館には、皆さんがイメージされたような立派な建築が多いと言えます。
しかし意外にも、住宅には木造が多いのです。室内もデコラティブではなく、シンプルなつくりです。
木造が多いという点は日本に似ていて親近感が湧きますね。家具も日本の住宅に合わせやすく、真似しやすいのが特徴です。
とにかく冬が長い
フィンランドは北欧に位置する国なので、長く厳しい冬が特徴的です。太陽が昇らない極夜という現象が見られます。運が良ければオーロラが観測できることも。
長くて暗い冬は暖かい家で乗り越えます。必然的に部屋で過ごす時間が長くなるため、「居心地の良い住まい・インテリア」が重要視されてきました。
長くて暗い冬は暖かい家で乗り越えます。必然的に部屋で過ごす時間が長くなるため、「居心地の良い住まい・インテリア」が重要視されてきました。
闇の中では、まぶしさを感じさせない、柔らかな光とキャンドルを灯す。長い時間を過ごす部屋に置く家具は、時間と労力をかけて選び、道具ではなく資産として大切に手入れする。食器やファブリックなどは、遊び心のあるポップな色づかいで空間に明るさを添える。想像しただけでも豊かな気持ちになってくるような暮らしですね。
現代では文明が発展し、人々がより善く生きるために日々の生活に目を向け始めました。気候や風土によって蓄積されてきた、彼らの暮らしに対するこだわりやノウハウは、世界中から注目されているのです。
2.フィンランドのインテリアブランド
全体的にカーヴィな形で、ナチュラルなモチーフが多いことが特徴。モダンなデザインでありながら、どこか暖かみが感じられます。
価格帯やデザインが一人暮らしでも取り入れやすいブランドを3つご紹介します。
価格帯やデザインが一人暮らしでも取り入れやすいブランドを3つご紹介します。
artek(アルテック)
建築・家具デザインの巨匠、アルヴァ・アアルトを始めとした、有名なデザイナー達の家具を取り揃えたブランドです。人の身体に合わせて計算されているデザインで、使い心地はもちろん、優しさも感じられます。
スツールを取り入れているお部屋は、SNSでもよく見かけます。椅子としてはもちろん、ベッドサイドやキッチン横に置いて、サイドテーブルにしても丁度いいサイズ感です。
marimekko(マリメッコ)
ポップなテキスタイルやインテリア小物のブランドです。華やかさのあるファブリックなので、インテリアではポイント使いするのがおすすめです。豊富な色やパターンからお部屋に合わせて取り入れられます。
人気の理由でもある特徴的なパターンは、国やシーズンによって限定カラーが販売されることもあります。タイミングを逃すと手に入らなくなってしまうこともあるので、ビビッときたら迷わず手に入れましょう!
iittala(イッタラ)
おしゃれ感度の高い人たちがこぞって使う「ittala」は、スタイリッシュで使いやすいテーブルウェアが揃っています。
まとめて買うと高価ですが、ひとつひとつは2,000円前後~と意外とお手頃価格で手に入ります。少しずつ集めて、テーブルをランクアップさせていくのも楽しみ方のひとつです。
販売終了になってしまったカラーやヴィンテージ品を求める人も多く、奥が深いブランドなんです。
販売終了になってしまったカラーやヴィンテージ品を求める人も多く、奥が深いブランドなんです。
もちろん機能性も言うことなし。美しいシルエットはスタッキングがしやすく、収納にも場所をとりません。teema(ティーマ)というシリーズは磁器製なので、電子レンジ・オーブン・食洗器にも対応可能です。
まとめ
今回はクリスマスにちなんで、北欧の国のひとつ、フィンランドについてご紹介しました。
今日では「インテリア」と言えば「北欧」というワードを、必ずと言っていいほど耳にするようになりました。コーディネーターとしてインテリアの相談を聞いて感じるのは、単純に北欧家具の可愛さや暮らしに対する憧れではなく、「もっと幸せになりたい!」という願いです。
北欧の文化から滲み出る多幸感は、日々の「なんでもない」を大切にするところから始まっているのではないでしょうか。北欧インテリアのデザインの由来や文化を調べるたびにそう思います。
インテリアに携わる私たちの仕事が、この記事が、みなさんの「なんでもない」を輝かせるきっかけになれたなら、こんなに嬉しいことはありません。
今日では「インテリア」と言えば「北欧」というワードを、必ずと言っていいほど耳にするようになりました。コーディネーターとしてインテリアの相談を聞いて感じるのは、単純に北欧家具の可愛さや暮らしに対する憧れではなく、「もっと幸せになりたい!」という願いです。
北欧の文化から滲み出る多幸感は、日々の「なんでもない」を大切にするところから始まっているのではないでしょうか。北欧インテリアのデザインの由来や文化を調べるたびにそう思います。
インテリアに携わる私たちの仕事が、この記事が、みなさんの「なんでもない」を輝かせるきっかけになれたなら、こんなに嬉しいことはありません。
Ikumi Shiba
映画と旅をこよなく愛するKARENのインテリアコーディネーター。Instagram(@karen_interior_official)ではKARENの事例やみなさんのお部屋の素敵ポイントをコーディネーター目線で紹介しています。
KARENとは
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