視覚効果を利用せよ!インテリアのお悩みNo.1”お部屋を広く見せる”方法5つ

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お部屋を広く見せる方法をインテリアコーディネーターが紹介します。誰もが一度は考えたことがある「どうしたらお部屋が広く見えるの?」というお悩みを、家具の高さやアート、お部屋の色使いで解決しましょう!

「いかにお部屋を広く見せるか」は、インテリアを考えるときに必ず付いて回る問題。
インテリアコーディネーターが普段意識して使っているお部屋を広く見せるコツを紹介します。どれもすぐに実践できるものばかりなのでぜひ取り入れてみてくださいね。

①カーテンの色を寒色にする

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色には後ろに下がって見える後退色と、手前に出て見える進出色があります。基本的には寒色が後退色、暖色が進出色にあたります。
壁の一面を寒色にするとその面が後ろに下がって見えるので、お部屋の奥行きが増しお部屋が広くなったように感じられるのです。
2つの絵を見比べてみてください。赤い壁のお部屋より、青い壁のお部屋の方が奥行きを感じませんか?カーテンを変えると窓一面に同じ視覚効果を感じさせることができます。

②目線より低い家具で揃える

@____sheepm Instagramより

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背の高い家具に比べて低い家具は空間に与える圧迫感が少ないです。お部屋の家具を目線より低い高さで揃えることで、空間をより広く感じさせることができます。
さらにもう一工夫するなら、入り口側から部屋の奥に向かってだんだんと低くなるように家具を配置してください。絵を描くときに手前のものは大きく、奥にあるものは小さく描くのと同じように”遠近効果”でさらにお部屋を広く見せることができますよ。

③目線より上に黒を使わない

@muu___uum Instagramより

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たくさん使うと圧迫感を感じさせる黒色は、なるべく目線より下に使いましょう。
一方で黒はバランスよく取り入れれば、お部屋全体を引き締めてくれるカラーでもあります。とくにスタイリッシュで大人っぽいインテリアには欠かせない存在です。
ラインの細いアイアン家具やストライプなどでしのばせると、ちょうどよい加減になるのでおすすめですよ!

④入り口の対角線に背の高いものを置く

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人の目は、空間を認識するときに対角線から見ると言われています。一番遠いところに目を向けることで部屋の広さを認識して、安全かどうか判断しているのです。
この習性を利用して、入り口の対角線に背の高いものを置きましょう。背の高いもののあとの目線を誘導することで、”物が並んでいる=この空間は広い!”と感じられるようになります。
背の高いものとしておすすめなのは、グリーンやフロアライト。150cm前後の高さがあるといいですね。そのあとの目線誘導はタペストリーやアート、差し色を使ったクッションなどが最適です。


⑤風景写真やアートを貼って奥行きを感じさせる

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お部屋に”窓を足す”ようなイメージで、大きめの風景アートや写真を貼ってみてください。絵や写真によって奥行きが感じられるようになり、空間に広がりが生まれます。

より印象的でおしゃれにしたい場合は、お部屋の入り口から見て「左側」に飾りましょう。
色やアート、人の顔などを判断するとき、人は左側の情報から多くを判断すると言われているからです。モナリザは微笑んでいるのになぜか怖い印象があるのは、絵の左側の表情はあまり笑っていないから…という話を聞いたことがあるかと思います。
素敵な絵や写真は左側に飾った方が強く印象に残り、より効果を発揮してくれるのです。



まとめ

お部屋を広く見せる5つの方法を紹介しました。視覚効果を利用したマジックのようなハウツー、楽しんでいただけたでしょうか?
物理的にお部屋を広く変えることはできません。しかし工夫して広く”見せる”ことはできます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
Ikumi Shiba

Ikumi Shiba

映画と旅をこよなく愛するKARENのインテリアコーディネーター。Instagram(@karen_interior_official)ではKARENの事例やみなさんのお部屋の素敵ポイントをコーディネーター目線で紹介しています。
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