ゴーヤの保存方法と保存期間を解説! 暑くなったら保存に注意

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ゴーヤの正しい保存方法や下処理の方法、美味しく食べるコツについてまとめました。栄養豊富で独特な苦みが特徴のゴーヤ。プランターでも栽培できるので、夏場の節電のためのグリーンカーテンとしても栽培している方もいます。夏野菜としてよく見かけるゴーヤですが、保存方法や食べ方がよくわからず避けている人もいるのでは?この記事を参考にしてゴーヤをうまく食卓に取り入れていきましょう。

ゴーヤを保存する前に

ゴーヤを保存する前に知っておきたい事前知識をまとめました。ゴーヤの保存を実践する前にぜひ目を通しておきましょう。
ゴーヤは特にビタミンCが豊富で、レモンの2.5倍もの量を含みます。独特の強い苦みが特徴ですが、果皮の緑色が薄く、こぶが大きいものほど苦みは少ないといわれます。

苦みを減らすには

苦みには食欲を湧かせる効果がありますが、苦手な場合は苦みを少しでも取りたいところですね。

熱湯で下茹で
苦みの原因はゴーヤのモモルデシンという成分で、モモルデシンは水溶性なので、実は熱湯で下茹ですると苦みが抜けます。

白い部分は取り除く
下処理でもワタと種を取り出すとき、白い部分をすべて取り除いておくと苦みが軽減されます。ただし、あまり神経質に取ろうとするとかえってゴーヤに傷がついて苦みが増すので注意しましょう。

塩もみも効果的
また、解凍や下処理の際に塩もみをするのも効果的です。その場合は小さじ半分の塩と、小さじ2杯の砂糖で一緒にゴーヤを揉みましょう。揉んでから10分置くと余計な水分が出てきます。
塩もみしたゴーヤを下茹でする場合は10秒程度で十分です。粗熱を取って、水分を絞りましょう。ほかにも料理の味付けを濃い目にしたり、油を使って料理したりすると苦みを感じづらくなります。

ゴーヤの保存の基礎知識

ゴーヤの保存期間は短く、夏場に常温で保管すると2~3日程度しか持ちません。28度以上になると、どんどん実が熟して黄色くなってしまいます。
また、ゴーヤは水濡れや乾燥に弱い野菜です。保存するときは水で洗わずに汚れを拭き取る程度にし、使う直前に洗うようにしましょう。ゴーヤの保存期間の目安は、冷蔵保存で1週間、冷凍保存で1ヶ月程度です。

保存する前の下処理

ゴーヤは常温保存でも冷蔵保存でも冷凍保存でも、下処理をしておくと保存期間を延ばすことができます。

まず、ゴーヤを縦向きの状態で半分に切ると、ゴーヤの中の白いワタと種が見えるので、スプーンを使って取り除いてください。水分を多く含んでいるワタと種をそのまま放置して保存すると、そこから腐っていってしまうので丁寧に取り除きましょう。

ゴーヤを常温で保存する方法

ゴーヤは常温で2日程度持ちますので、とれたてのゴーヤを1日2日で食べきる際は、冷蔵庫に入れなくても大丈夫。
常温で保存するときはすぐに食べる場合に限定しておくほうがいいでしょう。2日で食べきれないときや、もっと長く保存したい場合は、冷蔵か冷凍が適しています。

準備するもの

・新聞紙かキッチンペーパー
・ポリ袋

新聞紙・キッチンペーパーでゴーヤの乾燥を防ぐために包み、ポリ袋は包んだゴーヤを入れるために使います。

保存する手順

ゴーヤを新聞紙かキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、立てかけるようにして保存しましょう。
立てる理由は、育った状態となるべく近い形で保管するほうが長持ちするためです。

ゴーヤを冷蔵庫で保存する方法

常温より日持ちするため、おすすめの保存方法です。ただし、ゴーヤは乾燥にも弱いので、乾燥しやすい冷蔵庫で保管する場合は工夫して保管する必要があります。

準備するもの

・新聞紙かキッチンペーパーかラップ

冷蔵保存の際は、乾燥させないようにすればいいのでどれかで包めばOKです。

保存する手順

まずゴーヤを縦半分に切り、種とワタを取り除いて下処理を済ませます。そのあとキッチンペーパー、新聞紙、ラップのいずれかで包み、冷蔵庫で保存します。
断面を下に向けるとゴーヤの乾燥を抑えることができます。

ゴーヤを冷凍庫で保存する方法

ゴーヤの量が多い場合は一番長持ちする冷凍保存がおすすめです。細かくカットするなどの下処理をしておけば、調理するときも凍ったまま使うことができて便利です。

準備するもの

・保存袋

常温や冷蔵のときと違い、冷凍はビニールの保存袋のみ用意すれば十分です。茹でてから冷凍する場合はキッチンペーパーも用意しましょう。

保存する手順

まずはゴーヤを洗って食べやすいサイズに切ります。このとき薄くスライスすると、苦みを軽減できます。切り終えたらそのままフリーザーバッグに入れて空気を入れないように閉じ、冷凍庫にしまいます。

ゴーヤは生のまま冷凍保存するのが一般的ですが、汚れが気になる場合は塩ゆでしてください。軽く塩ゆでしたらキッチンペーパーで水気を拭き取り、保存袋に入れて冷凍庫に入れましょう。


ゴーヤを解凍するとき

冷凍したゴーヤを自然解凍すると柔らかくふにゃふにゃした状態になるので、使うときは凍ったまま料理に使用します。炒め物や煮物に使う場合はそのまま調理すれば時短にもつながります。

まとめ

ゴーヤは常温だと日持ちしないため、冷蔵か冷凍保存するのがおすすめです。
旬の夏になるとスーパーで見かけようになるので、今回の正しい保存法を活用しつつ、ゴーヤチャンプルーなどのゴーヤ料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
監修:貞本紘子
料理家。食育アドバイザー、幼児食アドバイザー。

岐阜県にて家庭料理、パン、ケーキの教室「colette」を主宰。
少人数制、初心者にも分かりやすく丁寧な指導で生徒数は6年間で述べ5500人。
「おうちご飯をもっと楽しく!」をモットーに活動中。
ブログ https://ameblo.jp/colette-cooking/

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