玉ねぎは基本的に冷蔵庫での保存に向かない野菜です。どのように保存すれば長持ちするのか、賞味期限はどれほどなのか解説していきます。玉ねぎはスーパーでいつでも購入することができる、一人暮らしにも身近な野菜ですね。袋入りで売られていることも多く、一度にたくさん買って使い切れないからと、冷蔵庫に入れている人もいるかもしれません。しかし、余った玉ねぎを冷蔵庫に入れるのは、実はあまり理想的な保存方法ではないのです。
玉ねぎ保存の基本
買いだめした玉ねぎを保管するとき、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。長持ちさせるために知っておきたい基礎知識からお伝えしましょう。
玉ねぎは常温保存が基本
冷蔵庫には入れず常温での保管が基本です。一人暮らしは冷蔵庫が小さめのことが多いので、常備しておくのに便利な野菜といえます。ただし、暑い夏には冷蔵庫を使わなければならないこともあります。
玉ねぎは湿度に弱い
腐った玉ねぎは早めに取り出す
腐ると臭いもきつくて大変なことになるので、日頃からチェックを怠らないことが大切です。
新玉ねぎは冷蔵庫で保存する
通常、玉ねぎは収穫した後1か月ほど乾燥させてから出荷しますが、新玉ねぎは、収穫後にそのまま出荷します。乾燥の工程を経ないため、みずみずしく柔らかいのが特徴です。水分が豊富なので、普通の玉ねぎのように長持ちしません。
常温だと皮にぬめりが出てくるので、冷蔵庫で保管しましょう。
玉ねぎを保存するコツ
玉ねぎを常温で保存するコツ
吊るすためにはストッキングやネットを使うのがおすすめです。ネットにたくさん詰めすぎると風通しが悪くなりますので、3~4個程度にしておくとよいでしょう。吊るす場所は、直接日光が当たらないところを選びます。
吊るす場所が見当たらないときは、段ボールなどに入れて保管します。その場合でも、直接日光の当たらないところで、風通しがよければなおよいでしょう。玉ねぎを湿気から守るため、新聞紙に1つずつ包むのがおすすめです。湿気が新聞紙に吸収されて、乾燥した状態を保ちやすくなります。
玉ねぎを冷蔵庫で保存するコツ
保存するときは、玉ねぎを新聞紙やキッチンペーパーに1つずつ包んで保存します。なるべく冷気が当たらず、冷えすぎない扉に近い場所に保存するとよいでしょう。
湿気で腐りはじめている玉ねぎがないか、数日おきに確認しましょう。その際、ついでに湿気を吸った新聞紙を取り替えると、乾燥したよい状態を保ちやすくなります。
一人分の料理だと、丸ごと1個を使い切れず半分だけ余ることも多いと思います。そんなときはラップできっちり包んでから冷蔵庫に入れます。3日程度を目安に使いましょう。すでに刻んだものはジッパー付き保存袋に入れて、空気を抜いた状態で保存し、2~3日で使い切りましょう。
玉ねぎを冷凍庫で保存するコツ
玉ねぎを冷凍するとシャキシャキとした食感は損なわれますが、水分が抜けるために甘味が増すのが特徴。サラダなどよりもミートソースやシチューなど、甘味を楽しみたい料理に向いています。あめ色玉ねぎも、生の玉ねぎより時短で作れるようになります。
一度に使う量をフリーザーバッグに小分けにしておくと、そのまま料理に使えるので便利です。
新鮮な玉ねぎの見分け方
新鮮な玉ねぎの見分け方を紹介します。
見た目
表面に傷が付いていないもののほうが、良いものです。 皮が浮いている感じのものは、皮の内側にカビが生えていることがあるので、やめたほうがいいでしょう。
感触
玉ねぎはてっぺんが傷みやすいので、そこを触ってみて柔らかくなっているならやめましょう。てっぺん以外でも、触ってみて柔らかくなっているところがあれば、やはり傷みはじめているといえます。全体が硬く、緩みのないものを選んでください。
まとめ
忙しい毎日ではあっても少しの手間をかけて玉ねぎを上手に保存し、有効活用しましょう。
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