家中抜かりなく! 一人暮らしの夏の虫対策

  • 一人暮らしハウツー

一人暮らし中に困ることのひとつが「虫」。ダニやゴキブリが出ないように事前に防止する方法や、虫が出てしまったときのために用意しておきたいもの、対処の仕方など。家の場所別、虫別に夏の虫対策方法についてご紹介します。

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一人暮らしの生活のなかで、虫が出たときに対応するのは自分。
どんなに小さくても怖いし、なるべく遭遇せずに暮らしたいものですよね。虫を外から家の中に侵入させない工夫から家の中でできる対策はもちろん、ダニの発生を防ぐ方法や虫食いから服を守る方法まで知って苦手な虫に遭遇しない対策を実践しましょう。

虫対策のポイントはこちら!

  • 外からの侵入を防ぐ

  • 水周りの対策をする

  • 換気と掃除でダニの発生予防

  • 服を虫食いから守る

苦手な虫に遭遇しない工夫

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苦手ならばなおさら、家の中で出会いたくない虫。できる限りの対策はしておきたいものですよね。虫嫌いのわたしが実際にしていることを参考に、夏の季節にぜひ取り入れてみて下さい。

外からの侵入を防ぐ

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まず大切なのは虫を外から家の中に侵入させないこと! 場所別にできる対策をまとめました。
  • 網戸

①網戸とサッシの間に隙間がないか
わずかな隙間から小さな虫が侵入してくることがあります。もしも気になる箇所があれば、隙間テープなどを使って塞いでしまいましょう。

②網戸に破れやほつれがないか

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破れやほつれがあった場合、網戸補修シールを貼って侵入を防ぐこともできます。案外見落としがちだけど、今一度、網戸をよく見てチェックしてみてくださいね。

③網戸専用虫よけグッズ
網戸に貼るタイプの虫よけグッズは、ドラッグストアなどで販売されています。使用期限がきたら簡単に交換ができるタイプなので、煩わしさもありません。

④網戸の位置
一般的な網戸と窓の構造上、網戸を左側に寄せておくと隙間ができやすいそうです。「網戸は右側」と覚えておきましょう。

  • ベランダ

①エアコンの排水ホース
エアコンの排水ホースに被せるのに使える、キッチン用排水...

エアコンの排水ホースに被せるのに使える、キッチン用排水口ネット

実はエアコンの排水ホースを通って、部屋の中に虫が侵入することも。
市販の「エアコン排水ホース用防虫キャップ」をつけたり、キッチンで使う排水口ネットをかぶせて輪ゴムで止める方法もあります。排水口ネットなら家にあるものですぐにできますよ。

②べランダ用虫よけグッズ
ベランダの物干し竿には、吊るすタイプの虫よけプレートがおすすめ。洗濯物にくっつく虫をなるべく寄せ付けないように、対策しておきましょう。

③置き型駆除剤
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ゴキブリ対策用の置き型駆除剤は部屋の中はもちろんですが、ベランダにも置きましょう。でも、置いたあとの掃除するときや交換するときに直接触るのはなんとなく抵抗がありますよね?
そういう場合は、100均でも売っているトングなどで掴んでしまいましょう。至近距離を避けられ、直接触れずにすむので虫嫌いさんには役立つアイテムですよ。

④生ごみを放置しない
ベランダに生ごみを置いておくと、匂いで虫が寄ってくることがあります。どうしてもベランダに置かなければならないときは、蓋つきゴミ箱などを設置しておくのがおすすめです。

  • 玄関

①玄関用虫よけグッズ
玄関は開け閉めする回数が多い分、虫が侵入してくる可能性も高い場所ですよね。ベランダ同様に、玄関用にも吊るすタイプや置くタイプの虫よけグッズがあるので活用しましょう。また、予防として殺虫剤を「玄関の入口付近」にかけておくのも効果が期待できますよ。

②お出かけ前のひと工夫

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外から家の中に虫を侵入させない対策はもちろんですが、外出時に自分に虫を寄せ付けつけない対策もしておきたいですよね。玄関のすぐ手に取れる場所に虫よけスプレーを常備して、お出かけ前にシュッと手足にかける習慣を取り入れる工夫で虫刺されを予防しましょう。

家の中(水回り)の虫対策

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次に家の中でしておきたい対策です。特に気を付けてほしいのは水周り。虫が好む環境になっていないか、一度チェックしてみましょう。
①水周りを清潔にする
油汚れや匂いは虫を寄せ付ける大きな原因に。下記3つを意識して清潔を保ちましょう!
・食べ物を放置しない
・生ごみはしっかり水を切って捨てる
・シンクや排水口の掃除をする

②キッチンの排水口

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虫は排水口からの侵入もあります。先ほども書きましたが、掃除をして清潔を保つのはもちろん、排水口ネットを必ずしておきましょう。

③段ボールを放置しない
段ボールは虫が好む場所と言われています。宅配などで溜まった段ボールをずっと放置していると、いつの間にか虫がいる!なんてことも。回収日には速やかに出してしまいましょう。

④虫よけグッズ
キッチンや洗面所など水周りを中心に、置き型駆除剤を置いてゴキブリ対策をしましょう。この置き型駆除剤は、餌を食べて巣に帰ると、そこにいる仲間にも効果を発揮してくれるそうです。(参照元)
排水管の近くや冷蔵庫とキッチンのわずかな隙間、引き出しの奥など、侵入してきそうな場所の何箇所かに分けて設置しておきましょう。

万が一遭遇したときには?

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それでも家の中で出会ってしまうこともあります……。万が一のときでも、一人で対処する準備はしておきましょう。
  • 殺虫剤

    ゴキブリ専用のものや、小さな虫用スプレーなど種類もいろいろ。住んでいる場所によって出やすい虫が違うこともあるので、対応する殺虫剤を用意しておきましょう。

  • 掃除道具

    苦手な虫の最後の処理もつらいですよね。なるべく近づいたり触れたくないからこそ、ほうきやチリトリ、虫をつかむ道具を用意しておくといいですよ。

年中しておきたいダニ対策

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アレルギーの原因になる可能性もあるダニ。暖かくなる時期はもちろん、年中対策しておきたいですね。
退治から予防方法まで知って、日々の習慣にしてしまいましょう。

目に見えなくても退治をしよう

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ラグやソファ、ベッドなどに潜むダニ。どこにいるか見えないからこそしっかりと退治しておきたいものです。

①退治

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まずダニ退治用のスプレーを使い、布製品にシュシュッとかけましょう。月初めや月末など、スプレーするタイミングを決めておくと忘れにくいですよ。

②除去

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掃除機でしっかりダニの死骸や糞を吸い取りましょう。かなり小さいものなので、ゆっくり丁寧にかけることが大切です。

ダニの発生を防ぐ習慣を

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ダニは高温多湿とホコリなどを好み、その環境が揃うと発生しやすくなると聞いたことがあります。その環境を少しでも防ぎ、発生を抑おえる工夫を習慣化していきましょう。

①窓を開けて空気の入れ替え
毎日1回は風通しをよくして湿気をためないようにしましょう。
出掛ける日は長時間できなくても、朝起きてほんの10分だけでも窓を開ける習慣を。夜のうちに溜まった湿気を少しでも取っておきたいですね。

②布団を干して湿気をためない
布団は汗などで湿気が溜まりやすいもの。お天気のいい日には布団を干して湿気を取りましょう。ベッドのマットレスは、少し重たいですが立てておくといいですよ。

③シーツはまめに洗濯
シーツに汗や汚れなどがついた状態は、ダニが好む環境です。特に汗のかきやすい季節、シーツや枕カバーはまめに洗濯して清潔を保ちましょう。

④除湿剤
部屋の向きや環境によって湿気が溜まりやすいかどうかは変わってきますが、
湿気が気になる場合は除湿剤を利用するのもおすすめです。部屋の角や気になる場所に置いておくだけなので、手軽に取り入れられますよ。

⑤ホコリ掃除
食べかすやホコリはダニの餌になります。ダニの発生を防ぐためにも、掃除機をかけたり、ホコリを掃除しておきましょう。ものが多いとホコリも溜まりやすくなるので、部屋に置いているものを整理しておくことも大切ですよ。

虫食いから守るHOW TO

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大切な服も虫食いから守りたいですよね。
クローゼットは湿気が溜まりやすい環境だけど工夫をしたら改善できます。今すぐできる対策をして快適なクローゼットを目指しましょう。

防虫剤と除湿剤

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防虫剤と除湿剤は両方使っていますか? 環境次第で湿気の溜まり具合は変わりますが、それぞれに必要なアイテムをうまく取り入れていきましょう。
  • 防虫剤

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引き出しや衣装ケース用など置くタイプの防虫剤は、服の最上部に置きましょう。成分が上から下に降りてまんべんなく行き渡ります。
  • 除湿剤

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普段締め切っているクローゼットは、湿気が溜まりやすいもの。
バーに掛けるタイプや床に置くタイプなど、クローゼット用の除湿剤を使ってみるのもおすすめです。湿気があるとぐんぐん吸い取って、あっという間にゼリー状に変わります。
湿気は目で見えないけれど、除湿剤を使うことで湿気があるのかどうかわかりやすくなりますよ。また防虫剤と除湿剤を併用することで、2つの効果を同時に発揮できます。

換気と掃除で快適に

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クローゼットもたまに扉を開放して、風の通り道を作りましょう。近くに窓がない場合、扇風機をあてて風を送る方法でも大丈夫です。
また、クローゼットの中の収納グッズなどを出して忘れがちな奥のホコリ掃除もしておきましょう。

クローゼットの中に空間を

湿気を溜め込まない服整理のコツを知って、上手に服を保管しましょう。

①服の数を絞る

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ぎゅうぎゅうに服を詰め込んで隙間がないと、湿気がこもりやすくなります。まずは「本当に着る服」だけに数を絞って、ハンガーとハンガーの間に数センチでも隙間ができるようにしましょう。

②立てる収納

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引き出しの中は、畳んだ服を積み重ねずに立てて収納しましょう。
パッと見て何があるかわかりやすいのはもちろん、取り出しやすくなります。持ち物がひと目でわかると、まんべんなく着回せるので服の傷みが一部の服に集中することも防げます。

③クリーニングのカバーは外してからクローゼットへ
クリーニングから戻ってきた服にかかっているビニールは、すぐに外しておきましょう。つけたままだと、中に湿気がこもってカビ発生の原因にも成りかねません。もしカバーをつけたい場合は、通気性のある専用のカバーを使いましょう。

虫よけグッズの収納方法

虫のイラストが大きくデザインされている虫よけグッズは、見えるように置きたくないですよね。でも万が一遭遇した時には、すぐに手に取れる場所に置いておきたいもの。そこでわたしが考えた2つの収納方法をご紹介します。

①すぐ手に取れるようにゴミ箱の後ろに置く

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ゴミ箱は普段生活しているなかで、使用頻度の高いアイテムです。その裏に置いておけば見えないし、簡単に手に取れる位置なのですぐに取り出せて便利ですよ。

②収納スペースの奥に置く

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掃除道具などさまざまなものを置いている場合でも、奥に置くことでぱっと見は目につきにくくなります。ここに置いているものは、予防で使うものやたまに使うもの。
ただし、奥になるので手前のものはすっきりさせて取り出しやすくしておくことがポイントです。

まとめ

家の場所別、虫別と、さまざまな虫除け方法を紹介してきました。虫が出たときに退治するだけではなく、「虫が出ないように」虫対策を習慣化して、快適な一人暮らしを送りましょう!

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