小さくて単純なものから、大型で多様な機能が付いているものまで、オーブントースターには価格や種類に応じて多くの製品があります。しかしながら、見ただけでは製品ごとの違いが分かりづらく、何を基準に選んだら良いか迷ってしまいがち。そこで今回は、あると便利なオーブントースターの選び方についてご案内していきます。
オーブントースターの比較ポイント
オーブントースターの比較したいポイントを、3つに分けてご紹介します。
使うシーンに分けて考える
「食パンを焼くだけ」という人であれば、そんなにこだわる必要はありません。しかし、中には大きめものを温め直したり、冷凍ピザを焼いたりしたいという人もいると思います。そういった場合、奥行きのある大きいオーブントースターを選んだ方がよいといえるでしょう。
庫内の広さ=同時に焼ける食パンの枚数
庫内が広いと、トースター自体も大きくなります。同時に調理できる食パンの数が増えるなど、調理の幅が広がります。自炊でしっかりとバリエーション豊かな調理を行いたい人におすすめです。
ヒーターの出力や温度調節機能
オーブントースターの多くは、上下の電熱ヒーターで熱を発生させ食品を加熱します。アナログのダイヤル式の温度調整は、上下どちらかのヒーターの電源を切って使用する程度になります。
しかし、マイコン制御が搭載されているトースターは、デジタル表記で細かな温度調整が可能となっており、微妙な火加減が必要な調理にも対応しています。簡易オーブンとして使えるようなトースターも増えてきていますので、より高度な調理が可能となります。
オーブントースターの便利機能をチェック
ここまでオーブントースターの基本性能と選び方のコツを見てきました。こちらでは、オーブントースターの機能をご紹介します。
スチーム機能
水を本体にセットし、調理時に庫内へ水分を加えることによって、水蒸気を充満させる機能です。水分を逃さず調理をすることができるため、外はサクサク、中はもちもちのふっくらとした仕上がりになります。また庫内が水蒸気で満たされ、低酸素状態となることが食材の酸化を防ぎ、栄養素が壊れづらくなるため、1日に必要な栄養素を摂るのに有効です。
コンベクション機能
庫内にファンが搭載されており、熱風で食材を焼き上げる機能です。熱風で包み込んで食材を調理するため、焼きムラのない高温調理ができます。一人暮らしの人にとって、油を使わず揚げものができるのは嬉しいポイントですよね。
高性能な「調理モード」
オーブントースターの中には細かな温度、時間調整が可能なマイコン機能を搭載しているものがあります。また、調理メニューモードが搭載されている機種に関しては、トーストやピザ、フライの温めなど目的に合わせてボタンを押すだけで、最適な調理を行ってくれます。料理に自信がない方でも簡単に扱えるので、料理初心者にぴったりです。
トースターを焼きながら他の調理も同時に行える
朝食にはトーストだけでなく、目玉焼きやベーコン、付け合わせの野菜などがあると1日の活力になります。しかし一人暮らしをはじめてみると、コンビニで済ませたり食べなかったりという日が増えてくることもあるでしょう。一部の機種にはトースターを焼きながら別の調理が同時に行える機能があるので、モーニングセットも短時間で作ることができます。材料を並べてセットするだけと簡単なので、初心者にもおすすめです。
徹底比較! おすすめのオーブントースターはこれだ!
パナソニック NB-DT51
オーブントースターの機能をご説明したところで、今度は一人暮らしにおすすめのオーブントースターをご紹介します。
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マイコン機能搭載のパナソニックのオーブントースターです。近赤外線ヒーターが素材の中まで届き、遠近赤外線ヒーターで外をサクッと仕上げてくれます。ヒーターの出力も120℃~260℃まで細かい設定ができ、調理に合わせた温度調節が可能です。7つのメニュー機能があり、温めやトースター調理など、すべてお任せできる優れもの。初心者から上級者まで、幅広い方におすすめできるオーブントースターです。
タイガー魔法瓶 KAK-A100
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コスパがよく、シンプルな機能のタイガー製品。見た目のコンパクトさに反比例し、庫内はかなり広く20cmのピザを調理することができます。お求めやすい価格なのに、火力を5段階で切り替えることができるなど侮れません。最大出力が1,000Wと非常に高いので、ハイパワーな調理を行うことができます。焼き網とパンくずトレイを外して水洗いできるようになっているので、お手入れがラクなのも嬉しいポイントです。オーブントースターの入門機として広く愛されています。
日立 HMO-F100
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コンベクション機能を搭載した、日立のオーブントースターです。通常の調理に加えて循環ファンによるコンベクション調理を行うことができるので、ノンフライ調理など、じっくりと熱を加える調理に向いています。低温調理機能もあるため、パン生地の発酵もできます。自家製パンを作るのに必要な調理段階を、すべてこのオーブンでまかなうことができます。メニュー機能も充実しており、普段使いもしっかりとサポート。さまざまな料理を楽しみたい人におすすめです。
デロンギ ディスティンタコレクション EOI407J
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イタリアのオシャレ家電メーカー、デロンギのオーブントースターです。1,200WのM字型ヒーターを搭載しており、高火力で焼き上げることができます。さらに他のメーカーにはない「保温機能」を搭載しており、食事中のテーブルに乗り切らない分をおかわり用として保温しておけます。
また日本のメーカーにはない、オシャレなデザインで、形やダイヤルの配置など、キッチンにあればキッチンインテリアとしておしゃれな印象を与えてくれます。見た目にもこだわりたいけどしっかりとしたトースターも欲しい!という、ちょっぴり欲張りな人におすすめです。
シャープ ヘルシオグリエ AX-HR2
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オーブントースターとオーブンレンジが一体になったシャープのヘルシオ。絶対温度センサーを搭載の上、レンジ機能もあるので、解凍や温めまでさまざまな調理に対応しています。過熱水蒸気を使用して「水で焼く」という方式を採用しており、100℃以上の水蒸気を一気に放出して焼き上げるため、食材の中心まで短時間でしっかりと熱が通ります。外はカリッと、中はふんわりとしたトーストが焼き上がります。
さらに温度センサーと過熱水蒸気調理によってトースト、目玉焼き、ベーコン、焼き野菜などを一気に調理することができます。時短かつしっかりとした朝ごはんを食べられるので、一人暮らしの強い味方です。さらに、誰でも簡単に減塩や減油でヘルシーな調理ができる、魔法のようなオーブントースターです。
まとめ
一人暮らしでは、食事がおざなりになってしまう人も多いでしょう。オーブントースターがあれば、毎朝、食パンを焼いて何かを塗るだけでも立派な朝食になります。また、さまざまな調理に対応している機種や機能がありますので、この記事を参考にして、少しずつ自炊をしてみてはいかがでしょうか。