プロ家電販売員がおすすめする一人暮らし向けオーブンレンジ10製品を紹介します! コンビニのお弁当や冷凍食品を温めるほか、自炊にも役立つことから最近人気を集めているオーブンレンジ。一人暮らし向けの小型のオーブンレンジも豊富なので、おすすめ商品と選び方を知って素敵な一人暮らしを迎えましょう!
オーブンレンジと電子レンジの違いは?
仕組みとしては、温めるものの水分を電波振動させ、分子が動くエネルギーによって食品を温めます。そういった性質上、それ以外のことは苦手。分子を動かすためにアルミが過加熱で発火したり、生卵などの密閉された液体が沸騰して破裂したりと取扱いにも注意を払う必要があります。
それに対してオーブンレンジはヒーターを使用して「焼く、焼いて温める」という機能がプラスされています。
ヒーターを使用して焼いたり温めたりできるので、焼き目を付けてこんがりと付けた仕上げや、揚げ物の温め直しでも余分な水分を飛ばしてサクサクにすることが可能です。
電子レンジに比べてオーブンレンジは高額ですが、その分できることはかなり広がります。
オーブンレンジの種類と特徴
電子オーブンレンジ
スチームオーブンレンジ
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シャープ独自のウォーターオーブンとは
シャープのヘルシオにのみ搭載されている焼き上げ方で、その名の通り「水で焼く」方式を採用しているオーブンをウォーターオーブンと言います。他のメーカーのスチームオーブンは過熱水蒸気のみでなく、レンジ機能やヒーター機能を組み合わせて熱を発生させ焼き上げるのに対しヘルシオは過熱水蒸気の力で最初から最後まで調理を行います。これにより食材に触れた部分の過熱水蒸気が水に戻ろうとする際に発生する凝縮熱を利用して調理を行うことになり、通常のスチームオーブンレンジのおよそ8倍もの熱量で加熱をしてくれます。「水で焼く」ということを聞いたときに真っ先に思い浮かぶのが食材の仕上がりがベチャベチャになって美味しくないのでは…という疑問ですが、調理が進んで食材が温まると食材の表面温度は100℃を超えます。水は100℃で蒸発するため、食材自体の表面の水分はしっかりと飛ばしながら調理を行ってくれます。最終的には表面温度は300℃まで上がるため、中はしっとり、外はさっくりとしたおいしい食感を楽しむことができるのです。
一人暮らしに最適なオーブンレンジの選び方
庫内容量で選ぶ
そういう場合は無理をせず18L前後のもので大体のことは事足ります。
スペースに余裕がある方や、クッキーやパウンドケーキなどの大きめな調理を予定している方は、23L前後のものを選択するとよいでしょう。それくらいの大きさであれば高さも十分なものが多いので、ひととおりの料理はこなせます。
調理機能で選ぶ
コンビニのお弁当やお惣菜にはレンジの目安時間が書いてありますが、前日の残り物を温めるときは、当然目安時間が書いてあるわけではないのでわかりません。そんなときに重量や温度を感知するセンサーが付いていると、ずいぶん温めが楽になります。
また、トーストを焼くのに特化したトースト機能、トレーを挟んで2段で全く別の料理を作ることができる2段オーブン機能、材料を入れるだけで後はオーブンにお任せの自動調理機能など、さまざまな機能が付いたものがあります。
どの機能が必要か、自身の生活スタイルと予算からよく考えて決定しましょう。
扉の開き方で選ぶ
縦に開いたほうが庫内も広くなり使い勝手もよくなりますが、扉が大型になるためスペース内に収まらなかったり出っ張ってしまったりする場合もあります。
横開きはスペースも取らず設置場所を選びませんが、反面庫内が少し狭くなりがちです。
購入する前にあらかじめ設置スペースを確認しておくとよいでしょう。
その他チェックしておくべきオーブンレンジのポイント
放熱スペースを確保する
機種にもよりますが、左右を2~5cm程度、天板部を10~15cm程度空ける必要があります。ギリギリ入るから大丈夫、ではなく、空ける分も余裕を持って採寸することが大切です。
テーブルは2種類ある
ターンテーブル式は名前の通り中の丸いテーブルが回って放射される熱をまんべんなく受けるようになっています。熱源がひとつですむため安価なのが特徴ですが、大きめのものを温めたりすると回っている途中で食品が引っかかり、結果的に熱効率が悪くなってしまう場合もあります。
フラット式は回転テーブルが付けいておらず、置いておくだけで全面均一に温めてくれます。金額的な問題がなく可能であれば、フラット式を選んだほうが無難でしょう。
人気メーカーの特徴
シャープ
水蒸気の力で食品を加熱、調理を行うため、減塩や減油の効果が非常に高く、名前の通りヘルシーな料理を得意としています。
また、調理センサーが非常に優秀で、常温、冷蔵、冷凍の食材をひとつのトレーに乗せて全自動で均一に熱を行き渡らせる全自動調理等も優れています。
上位モデルになると無線LANの機能も付いており、話しかけることによって献立を提案してくれるなどの機能も充実しています。
パナソニック
それにより温めムラを極力なくし、きめ細やかなセンサーの働きで全く温度の違う2つの食材を同時に温めるという離れ業もやってのけます。
ボウルに食材を入れてスイッチを入れ、10~30分待つだけで美味しい料理が出来上がるワンボウル調理で、時短と便利さを両立させています。
非常にバランスの良いオーブンレンジです。
日立
重量センサー+赤外線温度センサーを搭載しており、食材の表面の温度を見ながら加熱を行う高性能の温度管理システムから、小麦粉やイーストなどパンの材料をセットするだけで、ねり、発酵、焼成までの全ての工程を自動で行ってくれるホームベーカリー機能など、ほしい人には確実に刺さる機能を用意しています。
自分の目的と合致した機能が付けいていればこれほど頼もしいメーカーはありません。
東芝
これはピザやパンを焼くための石窯の構造を再現しており、これによって熱の対流効果が生まれて、より効率的に食材へと熱を伝えます。
さらに業界最高温度の350℃のオーブン機能により、どんな食材にもしっかりと熱を通すことが可能です。ピザ等のしっかりと熱を通したいパーティー料理に興味がある方にはおすすめです。
その他メーカー
コストパフォーマンスで考えると優秀なハイアールやコイズミ、オシャレなオーブンを選びたいのであればシロカやバルミューダ等もあります。
実際に見てから決めてみるのもいいでしょう。
一人暮らしにおすすめの電子オーブンレンジ5選
パナソニック エレック NE-MS265
価格と能力、容量のバランスが非常によく、自炊派から外食派までさまざまなニーズに応えてくれる製品です。
解凍性能や自動メニューボタンも充実しており、これ1台あれば大抵のことはこなせます。
幅広くおすすめできる商品です。
ツインバード DR-E852W
この商品のすごいところは、フラットテーブル方式でオーブン搭載をしているにもかかわらず、リーズナブルな価格とコンパクトさにあります。
高くて大きな商品は優秀なのはわかるけど予算が…という方でも、こちらであれば最低限のオーブン機能を有したレンジを手に入れることができます。
まずは購入候補に入れておきたい製品です。
アイリスオーヤマ MO-T1501
山善 YRJ-F181V
ハイアール JM-KNFVH25B
一人暮らしにおすすめのスチームオーブンレンジ5選
日立 ヘルシーシェフ MRO-VS8
分量に合わせて加熱時間を調節してくれたり、3つの重量センサー搭載できめ細やかな温めができたりと料理が得意じゃない方にも安心な機能付きです。
31Lと庫内が広いのもうれしい点ですが、お手入れのしやすさにも定評があります。庫内は極力凹凸をなくしてあり、天板が拭きやすいので常に庫内を清潔に保つことができます。
長く使うことを考えた際におすすめできる製品です。
東芝 石窯ドーム ER-SD70
この価格でスチーム機能が付けいており、さらに赤外線センサーと温度センサーの2種類のセンサーを搭載しています。
また、石窯構造が備わっているためオーブンの性能が高く、熱効率も非常に高いです。
オーブン機能をよく使う方には是非ともおすすめしたい製品です。
シャープ ウォーターオーブンヘルシオ AX-XJ600
パナソニック ビストロ NE-BS656
シャープ ヘルシオグリエ AX-HR2
まとめ
一人暮らしを良い機会と考え、今からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。