引越しのとき、エアコンの取り付けや取り外しはどのようにしたらいいのでしょうか。この記事では、エアコンを引越し先へ持ってこうとしたときに、自分でできるものなのか、業者に頼むとしたら費用の相場はどれくらいになるのかなどをご紹介します。移設する上での注意点や、置いて行きたい場合にどうしたらいいかなどの情報も併せてお伝えします。
エアコンは自分で外して持って行ける?
自分で取り外すのはNG
特に取り付けの際は、エアコン運転時に発生する水を抜くための配管も必要になります。取り付けがうまくできず水漏れを起こしたら、エアコンが故障したり周囲のものが水浸しになったりするので注意しましょう。
買った電気店は基本的に新しく設置するときだけ
購入した電気店に頼もうと思っても、引越し時のエアコン取り外しサービスをしているところはほとんどありません。基本的に、新しく買ったエアコンを取り付けてくれるだけです。
そのため、引越し業者へエアコンの取り外し・取り付けを依頼することが多いです。依頼された引越し業者が、外部に委託することもあります。あるいは、エアコンの取り外し・取り付けだけを自分で専門業者に依頼することも可能です。
エアコンは置いて行っても大丈夫?
大家さんが了承すれば置いていってもOK
了承を得てエアコンを設置していた場合であれば、退去時に借地借家法33条の造作買取請求権を根拠にエアコンの買い取りを請求できます。ただし、造作の取り付けに同意していたとしても、賃貸借契約書に造作買取請求権を排除する特約があるとエアコンの買い取りは請求できないので注意しておきましょう。
置いていけない場合は業者に引き取ってもらおう
処分するしかない場合は、取り外し料金に加え、リサイクル料金や運搬料金がかかるので注意しましょう。リサイクル料金は1,000円からで、製品によって異なります。
エアコンは買い替えと移設、どちらがいい?
エアコンの移設は、本体の購入費用がかからないものの、引越し費用に取り外し・取り付け費用が上乗せされるため、思っているよりも費用が高くなる場合があります。5年以上使っているエアコンの場合は、移設しても途中で壊れる可能性があるほか、省エネ性能が低い可能性があるため、買い替えを検討するのも1つの選択肢といえるでしょう。
エアコンは引越し業者と専門業者どちらが安い?
エアコンの設置・取り外しのトラブル
退去時には配管の穴などの原状回復が必要になるので、どの程度の修繕が必要かも事前に確認しておくと安心です。
エアコン移設の注意点
エアコンの設置・取り外しにかかる費用の相場は?
取り付けのみの場合、エアコンの容量によっても料金が変わりますが、新品でおよそ13,000円前後からです。ちなみに、中古の場合は10,000円前後が相場です。取り外しのみだと、5,000円~8,000円くらいが相場となります。
また、エアコンの取り外し・取り付けの標準工事だけでなく追加工事が発生すると、追加費用がかかることがあります。
標準工事とは、新品で買ったエアコンを取り付けるのに必要な工事と同様の内容です。配管や配線などの部材費も含んだ料金が設定されています。室内機と室外機をつなぐ配管の長さが足りないことがあったり、配管に化粧カバーをつけたり、エアコンを取り付けるためにコンクリート壁へ穴を開けたりすることもあるでしょう。こういった作業が、追加工事費として別途請求されます。
追加工事が必要かどうかは引越し先の状況によるので、見積もりを取ってから工事を依頼しましょう。
まとめ
お世話になった大家さんとトラブルにならないよう、しっかり確認してスマートに引越しをしましょう。