大学進学に合わせて一人暮らしを始めたり、在学中に住み替えたりなど、引越しを経験する学生も多いですね。今回は、引越しの際にどのような手続きをやらなければいけないのかを一覧にしました。また、パスポートなどやらなくていい手続きについても! 各項目ごとに詳細な手続き方法も解説していますので引越し前に参考にしてください。
この記事で書いている3つのポイント
②それぞれに申請する場所や準備する資料が異なるので事前に確認しておこう
③パスポートは引越しで住所変更の必要なし
引越したら住所変更は必要なの?
住所変更が必要なものは、役所関連のものが中心です。例えば、住民票や運転免許証、マイナンバーなどが役所関連に含まれます。 これらは、身分証明書として活用できたり、新しい住所地で公共サービスを受けたりできる大事なものであるため、必ず住所変更手続きを行うようにしましょう。
その他にも住所変更手続きが必要なものもあれば必要でないものもあるため、それらの区別ができていると引越しがスムーズです。まずは住所変更が必要なものを確認していきましょう。
住所変更が必要なものと、その手続き方法
住所変更が必要なもの一覧
| 住所変更が必要なもの | 実家から一人暮らし | 一人暮らしから一人暮らし | 対応期限 |
|---|---|---|---|
| 住民票 | 〇 | 〇 | 引越し後14日間 |
| マイナンバー | 〇 | 〇 | 引越し後14日間 |
| 運転免許証 | △ 該当者のみ | △ 該当者のみ | 期限なし(なるべく早く) |
| 国民健康保険証 | △ 該当者のみ | △ 該当者のみ | 引越し後14日間 |
| 年金手帳 | △ 該当者のみ | △ 該当者のみ | 引越し後14日間 |
| 郵便局への転居届 | 〇 | 〇 | 引越しするまで |
| 電気、ガス、水道 | ー ※開始手続きは必要 | 〇 | 引越し前1週間 |
| 銀行口座やクレジットカード | 〇 | 〇 | 期限なし(なるべく早く) |
| 通信関係 | 〇 | 〇 | 引越し前 1ヶ月間~遅くても2週間 |
| 自分名義で契約しているもの | △ 該当者のみ | △ 該当者のみ | なるべく早く |
住民票の住所変更手続き
しかし、生活の拠点が移動しない場合や、新しい住所に住むのが1年未満といった場合であれば、住所変更しなくても問題ないケースがあります。大学進学で実家を離れるものの、卒業してから実家に戻るという場合は上記に該当しますが、気になる人は各自治体に聞いてみましょう。
住所変更手続きは、原則、本人・世帯主・同一世帯の人が提出しますが、代理人による転出届の手続きも可能です。また、有料にはなりますが、代行手続きサービスも利用できます。いずれにせよ、住所変更が必要な場合は早めに住所変更手続きを行いましょう。
マイナンバーカード・通知カードの住所変更手続き
運転免許証の住所変更手続き
国民変更保険の住所変更手続き
年金手帳の住所変更手続き
郵便局への転居届の手続き
電気、ガス、水道などのライフラインの住所変更手続き
銀行やクレジットカードなど金融系の住所変更手続き
携帯電話やインターネット、NHK受信契約など通信関係の住所変更手続き
そのほか自分名義で契約しているもの
住所変更を一括でできる便利なサービスを利用しよう!
住所変更が必要ないもの、やらなくてもあまり問題ないもの
パスポートには本籍地しか記載されていないので、引越しでは変更手続きが必要ありません。有効期限が切れていないかだけ注意しておきましょう。
登録のときはお得になるからといって名前を書いた企業の会員登録などは、あえて住所変更しなくても特別困ることはないでしょう。ただ、放っておくと個人情報の漏洩がないとは限らないので、引越したら使うことはないだろうと思われるものは退会の連絡を送っておくことをおすすめします。
まとめ
住民票のように、市外への住所変更手続きと同市内の住所変更手続きが異なるものもあります。どのような手続きが必要なのかはあらかじめ調べておいて、スムーズに手続き系を終わらせたいですね。
関西学院大学法学部法律学科卒。
数々の保有資格を活かしながら、有限会社アローフィールド代表取締役社長として学習塾、不動産業務を手掛ける。引越しや住宅ローンといった暮らしやお金の様々な悩みに対してアドバイスを行う。