住みやすい街、と言われて思い浮かべるのはどのような街でしょうか。毎年発表されている「人気の街ランキング」上位の街でも、自分の生活の仕方や理想と合わなければ住みやすい街にはなりません。自分にとって住みやすい街の条件は何なのか、判断するためのポイントを紹介していきます。
住みたい街と住みやすい街とは?
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「住みたい街」とは
「住んでみたい!」と憧れる街のこと
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住みやすい街とは
住んでいる人たちが「暮らしやすいな」と感じる街のこと
もちろん、大学への通いやすさなども踏まえたうえで考えることが必要になりますが、「自分にとって住みやすい街」のポイントは何か考えてみましょう。
住みやすい街の条件とは
人が多い街がいい人もいれば、閑静な住宅街が好きな人、人情味あふれる街がいい人もいれば、あまり人と関わりたくない、という人もいるでしょう。
地域特性をチェック
- 生活圏(駅から家まで)人口の多寡
- 治安が良い
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生活圏(駅から家まで)人口の多寡
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【治安が良い】
- 幼稚園・保育園や小中高など学校があるか
幼稚園や保育園、学校がある場合は、保護者や施設が防犯対策に力をいれていることが多いです。
- 繁華街や深夜まで営業している飲食店などが多すぎないか
深夜まで営業している飲食店の有無は、なさすぎても不便ですが、多すぎるとさまざまな人が集まるため治安が保たれていないことも。
- 夜道は暗くないか
夜、道にたむろしている人がいないかなどを確認するため、一度自分で足を運ぶのがおすすめ。もし歩いてみる時間がない場合は不動産会社の人に聞いてみると良いでしょう。
周辺環境をチェック
- 飲食店の営業時間
- スーパーの営業時間とコンビニの数
- 医療施設の有無
- その他欲しい施設の有無
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飲食店の営業時間
駅を中心として発展している街では、飲食店・スーパー・コンビニエンスストアの数で困ることはほぼありません。それでも確認しておきたいのは、営業時間。オフィスやファミリー層が多い街では、駅周辺といえども飲食店やスーパーの営業時間が22:00までと短いケースもあるからです。
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スーパーの営業時間とコンビニの数
「アルバイト後に帰ると買い物できるのはコンビニ1店舗だけ!」などという状況だと、生活費を圧迫したり毎日の食事が制限されたりしかねません。24時間スーパーがあると自炊ライフも快適になります。
選択肢は多い方がいいので、スーパーのホームページや飲食店検索サイトで住みたい街のお店情報や営業時間などは、手間を惜しまず調べておきましょう。不動産会社に聞いてみるのも手です。 -
医療施設の有無
風邪を引いたり体調を崩したりしたときに、近くに医療施設があるかどうかは重要です。駅の周辺にあることが多いので、インターネットで検索などをして調べておきましょう。
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その他欲しい施設の有無
ドラッグストア、100円ショップ、レンタルビデオショップ、本屋など、自分の生活スタイルにあった施設が近くにあるかどうかも確認しましょう。なくても困らない、という程度のものならば、近隣の駅付近や大学周辺で十分足りることもあるので欲しい施設がすべて揃っているかを無理に気にする必要はありません。
優先順位を決めながら、周辺環境をチェックすることが大切です。
生活水準をチェック
地域の物価水準はわからないことも多いと思うので、不動産会社の人によく確認し、身の丈にあった地域で生活できるようにしましょう。
- 家賃相場の把握
- 食費などにかかる物価目安
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家賃相場の把握
その街の生活水準を知るポイントは、家賃相場に現れてきます。主要都市の駅近物件は、やはり家賃が高めとなり、年収の高い人たちが集まる傾向があります。周辺環境でいえば、スーパーで買う食品の単価など物価も高めとなっています。
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食費などにかかる物価目安
憧れの街でも生活水準が高すぎると、家賃が高いだけでなく、食費やちょっとした買い物のひとつひとつが生活を圧迫する可能性があります。
住もうとしている街の詳しい物価指数が知りたければ、大手不動産会社のホームページなどに載っていることもあるのでチェックしてみましょう。
まとめ
監修:森田浩行
文・松田政紀(アート・サプライ)