この記事では、初めての一人暮らしで失敗しないための引越しや不動産の基礎知識を解説します。さらに、既に一人暮らしをしている人たちのアドバイスから自分に合う物件の決め方や賃貸サイトをうまく活用した部屋選びのコツも見ていきましょう!
ここでは、物件の基礎知識や一人暮らしの先輩がおすすめする物件の条件や妥協ポイント、賃貸契約の期間や流れをご紹介します。
部屋探しの前に知りたい! 物件の基礎知識
アパートとマンション違いはなに?
「建築上、主に鉄筋や鉄骨鉄筋コンクリートで作られた耐震性や耐久性に優れている集合住宅のことをマンションといい、木造や軽量鉄骨などで作られた階数の低い共同住宅のことをアパートといっています。近頃はアパートでもオートロックが付いた女性に安心のアパートも増えています」(一人暮らしアドバイザー 小林さん)
◆マンションがおすすめの人…生活音を気にしたくない人
集合住宅では、どうしても近隣住民の生活音が気になってしまいます。特に木造の物件の場合、まわりの生活音が部屋まで響いてしまいがち。騒音トラブルをできるだけ回避したいなら、コンクリート構造のマンションがおすすめです。
しかし、どれだけ防音設備が優れていても、隣人が大きな音で音楽を聴いていたり、いつも大人数で騒いでいると、トラブルに巻き込まれる可能性があります。近隣の環境について、内見の際に不動産会社に確認すると安心ですよ。
◆アパートがおすすめの人…家賃を抑えたい人
アパートは建物の造りや構造から、マンションに比べ家賃を抑えられます。低予算で一人暮らしをしたい人や学生は、手の届きやすいアパートがおすすめです。
しかし、アパートは防犯面で不安があるという人もいるでしょう。最近はアパートでも、オートロック付きやモニターホンが備え付けられているので、低予算で安全な物件を見つけることができます。
アパートとマンションの違いは?賃貸物件の種類を解説! – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
一人暮らしにおすすめの間取り!メリット&デメリットと家賃相場
◆1R(ワンルーム)のメリット&デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 部屋が仕切られていないため広く感じる 掃除 | 玄関から部屋が見えるので人が来たときに気になる |
| 1Kや1DKと比較して家賃が安い | 友人が来たときにトイレの音が気になる |
| が簡単 | 収納やキッチンが狭いことも |
初めての一人暮らしであまり荷物が多くない人や、コンパクトな空間が好みの人、家賃費用を抑えたい人におすすめ。
東京都内では、都心の新宿区で駅から徒歩10分以内のワンルームの家賃相場が7.17万円前後です。
◆1Kのメリット&デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 家具のレイアウトがしやすい | ワンルームと比較すると部屋が狭く感じる |
| 玄関から部屋が丸見えにならない | エアコンがキッチンスペースに届きにくい |
| 料理の匂いが部屋に蔓延しない |
玄関から入ってすぐキッチンがあり、奥に居住スペースがある間取りが多いです。そのため、宅配などの突然の訪問者が来ても部屋が丸見えになることはありません。
ワンルームに比べると少し狭く感じるかもしれませんが、料理の匂いが部屋に蔓延しづらかったり、家具の配置がしやすかったり、暮らしやすいのが特徴。キッチンと居住スペースを分けたい人や、自炊をする人におすすめの間取りです。
東京都内では、都心の新宿区で駅から徒歩10分以内の1Kの家賃相場が8.52万円前後です。
◆1DKのメリット&デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 広さが十分にある | 家賃が高い |
| 生活スペースが区切りやすい |
広さが十分にあるので衣食住が区切りやすいですが、一人暮らし物件の中でも家賃は高め。部屋を広々使いたい人や友達をたくさん呼びたい人、自炊中心の人におすすめの間取りです。
東京都内では、都心の新宿区で駅から徒歩10分以内の1DKの家賃相場が13.81万円前後です。
「1R(ワンルーム)」「1K」「1DK」の違いって? 間取りごとのメリット・デメリットを知ろう – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
一人暮らしの部屋探しは条件決めから
知っておきたい部屋選びの条件って?
ここでは一般的な部屋選びの際に気にする条件をまとめてみました。
| 物件条件の例 | 賃料〇万円以下 |
|---|---|
| 間取り | |
| 広さ〇平米以上 | |
| 築年数〇年以内 | |
| 2階以上 | |
| 鉄筋コンクリート物 | |
| 設備条件の例 | 収納スペースが確保できる(クローゼット・ロフト・など) |
| バス/トイレ別 | |
| 独立洗面台 | |
| 浴室暖房乾燥機 | |
| ベランダ・バルコニー | |
| 室内洗濯機置場 | |
| コンロ2口以上 | |
| エアコン付き | |
| 宅配ボックス | |
| オートロック | |
| 駐車場(駐輪場) | |
| 立地条件の例 | 路線 |
| 大学や駅までのアクセス(距離・手段) | |
| 周辺施設(コンビニ、スーパー、病院、ショッピングセンターなど)までの距離 | |
| 駅から家までの人通りや明るさ |
これだけは譲れない! 一人暮らしの部屋選びで押さえておきたい条件って? – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
設備は代替えも考えておこう
たとえば、独立洗面台は部屋探しの条件で人気ですが、手洗いうがいはキッチンで、メイクは卓上の鏡など、応用すれば必要ない場合も。また、浴室乾燥機がなくても、基本はバルコニーで外干し、部屋干しの際は衣類乾燥除湿機を使えば、意外と十分に感じるかもしれません。
「必ず欲しいもの」「あったら嬉しいもの」など、条件を分けておくと部屋探しの優先順位が付けやすいですよ。
立地は生活しやすいか
近くにスーパーやコンビニなど、生活用品を購入できるお店があるのか周辺情報をきちんと調べておきましょう。自炊の有無に限らず、食料品・日用品が手に入りにくい立地は生活しにくいので注意が必要です。
また、一人暮らしで不安になるポイントのひとつが、急な病気です。いざ病気になると、ひとりでできることが限られてきます。病気の時でもなんとか歩ける距離に、病院と薬局が近くにあると安心できるでしょう。
住みやすい街ってどんな街? 事前に知っておきたい情報と収集方法 – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
条件の優先順位はどんな暮らしをしたいかで決める
たとえば、アルバイトを頑張りたいと考えている人は、帰宅が遅くなることも予想されます。24時間開いているスーパーやコンビニが近くにある物件を選ぶと便利でしょう。
大学に自転車やバイクで通う予定の人は、駐輪場が付いている物件かを確認しなくてはいけません。
これから始まる理想の暮らしを想像して、優先順位を決めていきましょう。
一人暮らし経験者が教える! 部屋選びはここに注目
経験談を参考に、部屋探しの条件を決めてみましょう。
◆こだわってよかった部屋条件はこんなところ
| 収納 | 収納がない物件は、新たに収納家具を買う必要があり部屋のスペースを狭くなる可能性。 大きなクローゼットがついている部屋は収納家具が必要ないので少し手狭な部屋でも◎ |
| バルコニー付き | 外に洗濯物を干したい人は要チェック。 浴室乾燥機がない場合、洗濯物の干す場所に困ることも。 |
| 防犯やセキュリティ | 安全面として、突然の来訪者が来ても安心。 |
また、浴室乾燥機がついていない場合、バルコニーがないと洗濯物を干すスペースに困ってしまいます。外で洗濯物を干す人はこだわりたいポイントのひとつですね。
防犯やセキュリティに関しては、新生活の不安要素。特に女性は、安全面を考えてモニター付きのインターホンやオートロックの物件であれば、突然の訪問者が来ても安心です。
◆こだわらなくてもいい部屋の条件は?
| バストイレ別 | ユニットバスのほうが掃除が楽。 家賃が安くなることを考慮したらこだわる点でもないかも。 |
| 浅い築年数 | 築30年の部屋でも意外と快適に暮らせる。 |
| 角部屋を避ける | 隣に人がいないのでむしろ気が楽という面も。 |
| 浴室乾燥機 | 部屋干しは衣類乾燥機を使えば問題ない。 |
| 独立洗面台 | あればいいけどなくても困らない。 顔を洗ったり歯を磨いたりはキッチンやお風呂についてる洗面台で。メイクは部屋で鏡を出せばOK。 |
妥協したポイントは工夫して補って生活している先輩たち。「はじめは必要だったり、欲しいなと思っていたものであっても、生活をしていくとなくても案外大丈夫なことが多いですね」と語ってくれました。
◆先輩が「こだわればよかった」と感じてることは?
| 宅配ボックス | コンビニ受け取りや再配達を防止でき、受け取りが楽になる。 家賃が高くなる場合が多いので、宅配の利用度によって選ぶとよい。 |
| その他 | ・玄関と居住スペースの間に仕切りがあるかどうか ・既に持っているWi-Fiルーターが繋がるかどうか |
「こだわればよかった」というそれ以外の意見には、「玄関と居住スペースの間に仕切りが欲しい」「既に持っているWi-Fiルーターがエリア外で接続できなかった」などの意見もありました。
事前に確認できることは、不動産屋さんに聞いたり、内見のときに確認したりしておくと引越し後にがっかりすることを減らせるかもしれません。
大学生の一人暮らしに住みやすい部屋って?先輩の体験談に学ぶ、こだわりポイント! – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
大学生が暮らしやすい家と大学との位置関係とは?
大学生の場合、通学時間を考慮して大学の最寄り駅に住むのは便利です。ただし、インカレサークルに所属するなど、大学外の活動やアルバイト、プライベートでは不便に感じてしまう可能性もあるんだとか。
「大学の最寄り駅で条件を絞るよりも、駅から徒歩10分程度で大学までの通学時間が15〜30分が理想的だと思います。」(一人暮らし大学生)
大学の近くということにこだわりすぎず、適度に買い物や遊びやすい駅周辺に住むのも、ひとつの選択肢なのかもしれませんね。ただし、ターミナル駅など路線が複数ある駅周辺は家賃が高めにはなってしまうでしょう。
内見前に路線図を見ながら、住むエリアを考えると決めやすいですよ。
住む街はどうやって決める?一人暮らしに適した立地とは? – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
大学の校舎の住所は必ず確認しよう 大学近くに住むメリット・デメリット – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
引越し初期費用を抑えられる物件もある
なるべく出費を少なくしたいと考えている人は、チェックしておきましょう。
敷金礼金ゼロ物件で大幅に節約
「礼金が0円はお得だと考えてもらってよいのです。しかし、敷金0円の物件の場合、退去時に部屋のクリーニング代などを別途請求されたり、そもそもの家賃が相場よりも高く設定されていて、高い月額費用を支払わなければいけない可能性があります」(一人暮らしアドバイザー 小林さん)
無料という言葉だけに踊らされず、契約内容や周辺物件の家賃相場を必ず確認してからお得かどうか判断しましょう。
※敷金…担保として家主さん(アパートなどの大家さん)に預ける費用
※礼金…家主さんにお礼金として支払う費用
フリーレント物件は期間限定で家賃ゼロ
家具・家電付きの部屋もお得
ただ、自分好みのインテリアを楽しめなかったり、ものによっては余計に感じてしまう可能性もあります。
急な引越しでも最低限の生活ができるのが嬉しいですが、家賃が高い場合もあるので、初期費用と生活費のバランスをよく計算して決めましょう。
敷金礼金なしの物件って? 一人暮らしにお得な部屋を見つけよう – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
初めての引越し!賃貸サイト活用方法
進学や入社前はスケジュールが密なため、部屋探しや引越しにも余裕がありません。そのため、時間・場所を関係なく物件検索をできる賃貸サイトはとても便利。特に、遠方への引越しの場合は、全国の物件情報を調べられるので、強い味方になってくれます。
少ない時間で片手間でも理想の物件が見つかるように、賃貸サイトの検索方法やチェックポイントを確認しましょう。
賃貸サイトを使うにはまず「住む地域」を決める
| 沿線・駅から探す | 住みたい駅・沿線が決まっている人向け。 ピンポイントの駅を指定するだけでなく、沿線から物件をリストアップすることもできる検索方法。 |
| 通勤・通学時間から探す | 利便性が気になる人向け。 希望の通勤・通学時間から検索をします。複数の駅を入力できるのでターミナル駅までの距離が気になる人にも◎ |
| エリアから探す | 住みたい街が決まっている人向け。 希望の市や区でまとめて物件を見ることができます。 |
物件情報の見ておくべきポイント5つ
| 共益費・管理費 | 「家賃」と「共益費、管理費」は別に表示されている場合があります。共益費や管理費も家賃と合わせて毎月支払うものなので、一緒に確認しましょう。 |
| 築年数・構造・階数 | 「お手頃の物件があったと思ったら、希望している構造じゃなかった!」なんてことも。木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造など、希望がある場合は絞り込みも大切。防犯面や災害、虫が気になるなら階数にもこだわりたいところ。 |
| 間取り図で部屋の広さと形 | 広さだけを見るのではなく、部屋の形や間取りもしっかり確認しておきましょう。家具を配置するときに部屋の形がいびつだとレイアウトしづらかったり、パッと見だけでは判断しづらい部分があります。 |
| 内装・周辺地域の写真 | キッチンや洗面台に収納スペースはあるのか、フローリングか和室か、間取り図だけではわからない情報は、写真でしっかり確認してイメージを固めましょう。 |
| 不動産会社情報 | 検索サイトの情報は、複数の不動産会社が取り扱っていることが多くあります。たとえば渋谷駅で検索して出てきた物件なのに、取り扱い不動産会社は池袋だったというケースも。気に入った物件は、どこの不動産会社が扱っているのか、現地の駅にあるのか、内見時に困らないようにチェックしておきましょう。 |
賃貸サイトの上手な使い方は? 失敗しない賃貸物件の探し方まとめ – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
自分にあった不動産会社を選ぶには
よい部屋に出会えるかどうかは不動産会社の力量に左右されます。一人暮らしライフを満喫するためにも、不動産会社の選び方とポイントを抑えておきましょう。
自分に合った不動産会社は?
自分が求めている情報を効率よく収集するために、それぞれのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
| 大手 | 地元密着型 | |
|---|---|---|
| メリット | 賃貸物件数が豊富 | 部屋以外の情報も聞ける |
| 短期間で見つけることが可能 | 条件の相談可能 | |
| インターネットで内見予約できる | 独自物件がある | |
| デメリット | 迷っている間に契約が決まる | 物件数が少ない |
| すぐに内見できないことがある |
対して地元密着型不動産会社は、地域の情報に精通しているので、周辺のお店や治安の情報を細かく得られる点がメリットです。大家さんとの繋がりの強さから、場合によっては条件の相談や他社では紹介してもらえない物件を紹介してもらえることもあります。ただ、限られた地域に密着しているので、カバーする地域と物件数は大手よりも劣ることは否めません。
それぞれのメリット・デメリットを通して、「広いエリアで多くの物件を比較したい人」は大手、「特定のエリアでより濃く物件を探したい人」は地元密着型の不動産会社がおすすめです。
物件の比較や周辺地域の治安を調べるために、両方来店して比較するのも手段のひとつですよ。
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賃貸契約までの流れや期間を確認しよう
賃貸契約までの手順
- お客様カードを記入、希望条件を満たす物件探し(1日)
- 内見(1~3日ほど)
- 入居申し込み手続き(1日)
- 入居審査(当日~1週間ほど)
- 重要事項説明(1日)
- 本契約(初期費用の支払い)(1日)
※重要事項説明と本契約は同じタイミングでおこなわれることがほとんどです。
◆物件探し~内見は最短1日
◆入居審査は平均3日
◆重要事項説明~本契約は1日
契約にどんな書類が必要?
対して、成人した学生は、本人名義で物件を契約できますが、保証人(保護者のことが多い)に関する書類の用意を求められます。それぞれ準備すべき書類が違うので、確認しておきましょう。
| 未成年の学生の場合 | 成人した学生の場合 | |
|---|---|---|
| 学生自身で揃えられる書類 | 居住者の身分証明書 | 借主(自分)の身分証明書 |
| 居住者の「住民票の写し」 | 借主(自分)の「住民票の写し」 | |
| 金融口座印 | 金融口座印 | |
| 保護者に揃えてもらう書類 | 借主(保護者など)の身分証明書 | 連帯保証人の印鑑証明書(有効期限3ヵ月) |
| 借主(保護者など)の住民票の写し | 連帯保証人の収入証明書(昨年度分の源泉徴収票または住民税決定通知書など) | |
| 借主(保護者など)の印鑑証明書 | 連帯保証人が必要となった場合その人の収入証明書 | |
| 借主(保護者など)の在籍証明書(健康保険証や在籍証明など) |
賃貸契約時の連帯保証人制度・入居審査の条件について確認しよう – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
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初めての内見で確認しておきたいところ
内見で確認するポイント1<契約開始と支払いのこと>
また、未成年の学生の場合、契約の際は保護者の立ち会いが必須の場合があります。内見の前に不動産会社への確認と、家族に相談することを忘れずに。
内見で確認するポイント2<部屋の確認事項>
<立地の条件>
- 駅からの実際の徒歩時間
- 物件の立地・道路の状況など
時間があれば、駅の改札から物件まで実際に歩いて時間を計ったり、Googleマップなどで徒歩時間をチェックしましょう。また、幹線道路や線路沿いの立地の場合は、騒音や揺れによってストレスを感じることもあるかもしれません。近隣の生活音や環境音がどれくらい部屋に影響しているか、確認しましょう。
<生活のしやすさ>
- 生活導線の使い勝手を確認
- 洗面台・トイレ・風呂の仕切り
- 室内の音がどこまで響くのか
- 窓の向きと開けた時の景色
- セキュリティ関連設備の確認
生活音の問題はチェック手段は少ないですが、家具・家電がなにも置いていない空室状態で拍手をすることで、音の響きを確認することができます。また、隣室に人が住んでいる場合は、数分間静かにして生活音がどれくらい聞こえるのかチェックするのも◎室内に窓がある場合は、方角と窓からの景色を見ておくと、引越し後にがっかりすることも少ないです。
セキュリティを考えるとオートロックは理想的ですが、設備が整っていても柵を簡単に乗り越えられてしまうような物件も。エントランスやベランダのセキュリティも確認しておくと、実際に入居したあとも安心ですよ。
<搬入時の確認>
- 階段・玄関や室内ドアの間口
- 部屋のスペースを測っておく
十分なスペースがあるかメジャーで測っておくと、搬入時のトラブルを回避できますよ。
内見で確認するポイント3<近隣施設・地域の雰囲気のこと>
チェックしたいポイントは、買い物をする場所はどこにあるか、遅くまで営業しているスーパーやコンビニがあるのか、など。また、いざというときのために、物件近くに病院があると安心です。
あわせて、昼間だけでなく朝晩の通勤・通学時の様子も不動産会社に聞いておきましょう。ラッシュ時の混雑状況や、夜の治安のよさは、新生活を有意義に過ごすために意外と重要なことです。内見で訪れる時間帯以外の街の様子を、積極的に質問しておきましょう。
内見のときに持っていくもの
- スマートフォン
- メジャー
- 図面(当日不動産会社にプリントアウトしてもらえばOK)
- ペン
-
申し込みに必要な書類 ※内見当日に申し込みまで考えている場合
- 居住者/借主(親または20歳以上の学生)の学生証と身分証明書
- 居住者/借主(親または20歳以上の学生)の住民票の写し
- 居住者(親または20歳以上の学生)の印鑑(シャチハタ以外)
スマートフォンを持参すれば、物件の特徴をメモしたり写真を撮ったり、部屋の方角を見たりすることができます。
初めての内見! 失敗しない部屋探しのための「チェックポイント10点」 – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく
初めての一人暮らしお部屋探し編まとめ
理想を叶えるのも大切ですが、自分が快適に生活できるためにどんな部屋・環境が必要なのかしっかり見極めて部屋探しをしてみましょう。そうすれば、これからお世話になる素敵な物件が見つかりますよ。
バタバタしている新生活のなかで、安心して帰りたくなるようなお気に入りの部屋を見つけてみてくださいね。


