「本当に大学と家の距離は近いほうがいいの?」「キャンパス移動がある場合はどうしたらいい?」など、一人暮らしにとって住む場所は重要。先輩たちの体験談から自分に合った住まいについて考えてみて!
いざ一人暮らしが決まってお部屋探しをしようと思ったら、まず「どこに住もうかな?」と悩む人も多いはず。学校への通いやすさ、最寄り駅までの距離、近くにスーパーやコンビニはあるのか、治安はよいのか……。先輩たちはどのように住む場所を決めたのか、実際に一人暮らしをしている先輩たちに聞いてみました!
先輩たちが住んでいるのはこんな立地
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満足ポイント
・大学まで近い
・スーパーが近くにある
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不満ポイント
・家賃が高い
・大学まで遠い
・スーパーやコンビニが近くにない
・駅まで遠い
今回取材に協力してくれたのは、都内、関東圏内の大学に通う4人の先輩。それぞれ一人暮らしを始めた時期や、最寄り駅から大学までの距離など、異なる立地で暮らしています。
先輩たちの住んでいる立地の特徴をそれぞれ見ていきましょう!
先輩たちの住んでいる立地の特徴をそれぞれ見ていきましょう!
Aくん(上智大学4年生) 最寄り駅と大学が違う
大学2年生になるときに実家から出たい、という思いから一人暮らしを開始。家から最寄り駅までは徒歩1分という好立地だが、大学のある四ツ谷駅までは電車で1時間かかる。
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一人暮らし情報
- 家から大学まで・・・1時間(電車通学)
- 家から最寄り駅まで・・・徒歩1分
- 選んだ理由・・・親が指定した駅だったので
- 今の立地の満足ポイント・・・長距離の定期が使えて便利
- 今の立地の不満ポイント・・・大学までが遠い
Bさん(跡見学園女子大学1年生)学校と最寄り駅が同じ/キャンパス移動あり
取材当時、まだ一人暮らし歴は約半年。最寄り駅までは徒歩15分、大学まではバスで20分と、やや遠めの立地。
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一人暮らし情報
- 家から大学まで・・・40分(徒歩20分+バス20分)
- 最寄り駅まで・・・徒歩20分
- 選んだ理由・・・大学への通いやすさ
- 今の立地の満足ポイント・・・あまりない
- 今の立地の不満ポイント・・・駅から遠い、まわりにスーパーやコンビニがない、サークル活動のための移動だけで交通費がかかる
Cくん(駒澤大学3年生)最寄り駅と大学が違うが通学に東京交通機関を使わない
1年生の途中から一人暮らしスタート。それまでは通学に1時間ほどかかる実家暮らし。大学までは自転車でだいたい15分ほどで、家から最寄り駅までは徒歩15分と少し遠め。
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一人暮らし情報
- 家から大学まで・・・15分(自転車通学)
- 家から最寄り駅まで・・・徒歩15分
- 選んだ理由・・・学校からの距離と家賃を考慮
- 今の立地の満足ポイント・・・大学に通いやすい、スーパーが近くにある
- 今の立地の不満ポイント・・・駅から若干歩く
Dくん(明治大学4年生)最寄り駅と大学が違う/キャンパス移動あり
進学を機に九州から上京。なかなか家が見つからず、契約した7月まで友だちの家にお世話になっていたとか。家から大学までは電車に乗ってだいたい30分ほどかけて通学。
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一人暮らし情報
- 家から大学まで・・・30分(電車通学)
- 家から最寄り駅まで・・・徒歩10分
- 選んだ理由・・・大学のキャンパス移動後も通いやすいから
- 今の立地の満足ポイント・・・大学に通うのも遊びに行くのも便利
- 今の立地の不満ポイント・・・利点が多い分家賃が高め
先輩が家を決めたポイントは通いやすさ!
まずは先輩たちがどうして今の家にしたのか、決定打はなんだったのかを聞いてみました。
Q 今の家の立地に決めた理由は何?
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決め手となるのはやっぱり大学への通いやすさ!
では、実際に入学してみると、住んでいる場所と大学との距離はどれくらいがよいのでしょうか。
大学と家の最寄り駅が同じだと通いやすい?
大学の最寄り駅と家の最寄り駅が同じ立地に住んでいるBさんに、メリットやデメリットを聞いてみました。
Bさん
通いやすさで考えたら近いのはいいと思います。でも、わたしの大学はその最寄り駅からさらにバスで20分ほどかかるところにあって……。せっかく最寄り駅が近くても、バスを待つ時間や道の混み具合によって通学に時間がかかりがちです。また、インカレサークルに入っているので、活動場所までが遠いのが大変です。
通いやすさのメリットはあっても、大学外の活動やプライベートでは不便なことが多いというDさん。活動域が広くなる場合は、大学だけで考えると困ってしまうことも多いかもしれません。
大学の校舎の住所は必ず確認しよう!大学近くに住むメリット・デメリット – とりぐら|一人暮らしの毎日がもっと楽しく

進学と同時に始める一人暮らし、学校から家まではどれくらいの距離がいいのか悩みますよね。先輩たちも悩んできた道です。正直、一概に近いほうががよい! ということはなく、個人の生活の仕方や性格による部分が大きいです。今回は大学近くに住むことのメリット・デメリットをご紹介します。
大学の最寄り駅から離れた立地は住みやすい?
AくんとDくんは、最寄り駅と大学の所在駅が異なる立地の家で一人暮らしをしています。
Aくんは最寄り駅から大学まで電車で1時間という長距離、Dくんは電車通学で30分、とそれぞれ電車通学をしている2人に、今度は大学から離れた駅に住んでいるメリット・デメリットを聞いてみました。
Aくんは最寄り駅から大学まで電車で1時間という長距離、Dくんは電車通学で30分、とそれぞれ電車通学をしている2人に、今度は大学から離れた駅に住んでいるメリット・デメリットを聞いてみました。
Q 大学から離れた駅に住んでいるメリットは?
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大学から家までの定期圏内に気軽に遊びに行ける
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主要な駅から近ければ大学以外の外出時に便利
Q 反対にデメリットはなに?
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毎日の通学が大変
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主要な駅から近い分、家賃も高くなってしまった……
メリットとしては、通学以外でも遊ぶときに定期券があると便利、キャンパス移動があるときに融通がきくこと、などが挙げられました。反対に、あまり大学から離れすぎてしまうと通学に疲れてしまうという意見も。
先輩たちがおすすめする立地条件
最後に、先輩たちからこれから一人暮らしを始める後輩のみなさんに向けて、どのような条件を配慮して物件を決めたらいいのかアドバイスを聞きました。
Cくん
駅から家までの距離も近いほうがいいと思います。別に平気かな、と思っていても毎日だと遠いし、疲れを感じます。内見のときに駅から家まで歩いてみるのもおすすめ。ついでに近くにスーパーやコンビニがあるかどうかもチェックできるので
Dくん
あんまり大学の近くに住む必要はないのかな、と。学年が上がるにつれて学校に行く頻度も減るし、大学近くに住みすぎると行動範囲が狭くなっちゃう気がします。電車通学の場合は乗り換えがない沿線がおすすめです
まとめ
先輩たちの声からわかった「おすすめな立地条件」
実際に先輩の声を聞いてみると、一人暮らしを始めてからの生活もイメージしやすくなるのではないでしょうか。入りたいサークルや、キャンパス移動など、自分の進学する大学の情報を調べてみるのもいいかもしれません。自分の一人暮らしの理想も考えながら、家探しの参考にしてみてください!
TOP画イラスト・MARIKO TANAKA
文・山下 茜
文・山下 茜